ご検討中の未成年の方へのメッセージ
思春期の頃の周囲からの暴言や、コンプレックスは、往々にして生涯に渡り、尾を引く問題というのは、60歳になっても70歳になっても、患者様がご自身の若かった時のコンプレックスのお話をされていることからすると、事実だと思います。
一方で、男性で18歳頃、女性で16歳頃まで、お顔の様々な組織が成長し、形が変わっていく大切な時期でもあります。 そのため、外科治療を行う場合に、負担の少ない、簡便な治療でその成長期を乗り切り、形が大きく変わらなくなったところで、本丸の施術を行う、という戦略が必要になることもあります。
「今」の問題と、これから起こる「未来」の問題をバランスよく考える必要があります。
親御さんへのメッセージ
大切なご家族が、美容医療に関心があるというのは、両手を上げて賛成という親御さんは少ないです。一方で、大切なご家族だからこそ、膝を付き合わせて、じっくりと話し合わないといけないこともあります。
美容医療=親からもらった大切な体を傷つけるもの という考えがかつてはありましたが、親御さんご自身のお顔がすでに、お若い時から比べて変化しているように、地球上で生活する全て動物は重力と生命活動から日々変化していっているというのも事実です。 つまり、形が変わること自体は、不可避なんですね。
その中で、ご自身の大切なご家族が見た目に関して、悩みを持ち、それが原因で人生を謳歌できていないとしたら、「美容医療」が解決できる可能性があるというのも事実です。 それは、癌や交通事故でお顔が変形した人が、見た目をよくして社会復帰する治療と何らかわらないと考えることができるからです。
QOL(Quality of life:生活の質)を重視することが現在の医療でスタンダードになりつつある中で、ご家族のQOLについて真摯に話し合ってみるということは決して、卑下されるべきものではありません。 もちろん、ご相談にきていただいたところで、必ず施術をするというものではありません。
不要なもの、現在は待つべきもの、などニュートラルな立場からお話をさせていただきます。あくまでも、悩んでいる患者様にとって不利益とならない選択肢を模索するというのが、当院の方針です。