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脂肪移植 lipotransfer

治療後にでたゴルゴラインと脂肪移植後のしこりについて

「2年前に日本でクマ治療の為に、太腿から目の下への脂肪移植をおこないました。
その後しこりのようなものができ、そのせいで笑うとゴルゴラインが浮き出るようになりました。

その後他院へ行きカウンセリングを受けても元々ある筋肉だからしょうがないと言われたり、あまり参考になりませんでした。
そして1年後にその治療と改善されなかったクマ治療の為、韓国に訪れ、そこでも脂肪移植のみを勧められ為、2度目の大腿(太腿)からの目の下への脂肪移植を受けました。

ですが、1年経った今でもしこりは消えず、相変わらずゴルゴラインが浮き出てしまいます。
これを失くすにはどういった治療がいいでしょうか。」
というご質問をいただいてます。


2年前からだから結構悩んでるんだろうなって感じですけども、問題は2つに分けた方がいいと思うんです。
そのしこりになってる部分っていうのは、おそらく最初の脂肪移植の時にですね、大きな塊として脂肪を入れてしまった。

脂肪って細かく細かく入れてあげないとですね、どうしてもある程度塊になってしまうってのがあります。
もしくはその手術の時に内出血ですね、血の塊ができちゃって、それがしこりになってるパターンもあります。


しこりを取り除く治療法

こういうしこりに対しては、しこりを取り除くっていう治療自体はあります。

ただそのしこりを取り除いた時に窪んでしまう変形を起こしたりとかですね、そもそもそのしこりがある部分がすごい神経のキワだとか、解剖学的にアプローチしにくい場所だとかっていう場合には、時間はかかるかもわからないけど注射で少しずつ減らしていくっていう風な治療はあります。

なので、しこりに関する治療っていうのは外科的なものなのか、もしくは注射的なものなのかっていうところでアプローチしてかないといけないって感じですね。

ゴルゴラインとは

一方で、ゴルゴラインが浮き出てしまいましたっていうところなんですけども、ゴルゴラインってあまり解剖学的用語じゃ実はないんですよね。

ゴルゴ13のゴルゴにここに線があるからゴルゴラインって呼ばれてるんですけど、実は解剖学的には「Naso-Jugal Groove」っていうですね、眼輪筋っていう筋肉が付着してる筋肉の場所だったりっていうのがあって、確かに動きを伴ってできる溝、僕もここにありますけどね。

ゴルゴラインを目立たなくする方法

これを完全に消すっていうのは難しいのは難しいです。
なぜなら表情筋という筋肉が動く時にどうしてもズレる場所ができますんで。

ただ、そのラインを目立たなくする方法はあるのかなとは思いますね。

例えばその筋肉が緊張する事によって起きてくるもんだとすればボトックスで筋肉の動きを止めていくっていうのは1つですし、例えば段差が原因になっているんだとすれば、その段差を埋めていくっていうのも1つあると思いますし、そもそも表側が緩んでる場合ですね、実は年齢と共にお顔の皺とかっていうのは増えていくんですけど、皺も実は2種類に分かれるんですね。

深い皺と浅い皺があるんですけど、このゴルゴラインにあたる部分っていうのは所謂深い皺にあたる部分ですね。

これは表側の組織が緩んでくると、やはり目立ちやすくなってくるので、実は実は、たるみが原因じゃないんですか?ってところも考えないといけないと、いうところで、一度診察をしてですね、あなたの今のお顔の状態ですね。

何故ゴルゴラインが出てしまうのか、そのゴルゴラインを消すにはどうしたらいいのか。

一方でしこりはどうしていくべきなのかっていうところをちょっとチェックしてかないといけないって事になりますね。

というわけで、さすがにちょっと診察してみないとかなり個別の質問になりますので、バシッとした回答は難しいと思いますけども、一般的なご回答としてはこんな感じになります。

ゴルゴライン悩んでいる方たくさんおられると思いますけども、パシッと一発で決まるっていうパターンもあれば、こうやって悩みに変わってしまうって事もありますんで注意して治療検討してくださいね。

まとめ:クマ治療で脂肪移植をしたら、しこりとゴルゴラインができてしまった件。

今日は「目の下にクマ治療で脂肪移植をしたら、しこりのようなものができ、そのせいでゴルゴラインが浮き出るようになってしまった。ゴルゴラインの無くし方はありますか?」
というご質問がありましたので、この件をお話ししますね。

脂肪移植時にできたしこりの原因とは。

これはおそらく目の下に脂肪移植をした際に、大きな塊として脂肪を入れてしまったパターンが考えられます。

脂肪移植時の脂肪は細かく調整しながら入れていかないと、どうしても塊になってしまうということがあります。

もしくは注入時に内出血が起きて、血の塊として残ってしまいそれがしこりになっているというパターンもあります。

この場合の修正方法は、しこりに対するアプローチとしてそのしこりを取り除けば良いのですが、外科的に切開などで取り除くと組織が窪んでしまったり、変形したりする可能性があります。特に神経のキワなど、解剖学的にアプローチが難しい場所の場合は時間はかかるのですが様子を見ながら切開等ではなく注射で少しづつ減らしていくのが良いかもしれません。

しこりに関する治療は外科的にできるのか、それとも注射で治療していくのかは診察により判断することになります。

脂肪注入後にゴルゴラインが浮き出た件。

皆さんがゴルゴラインと呼んでいる線は解剖学的にはnasojugal grooveもしくはtear trough というのですが、眼輪筋が付着している部分を指します。

有名なゴルゴ13にクッキリと描かれているためゴルゴラインと呼ばれているのですが、ここのラインは程度によりますが完全に消すというのは難しいですね。

ラインを目立たなくする方法はあるのですが、筋肉の緊張で起きているのだとすればボトックスで筋肉の動きを止めるという方法や、段差が問題であるなら段差を埋めるような施術をするというのも可能です。

ゴルゴラインにあたる部分は深いシワと、浅いシワの部分があるのですが表側の組織が緩んでくるとラインが目立ちやすくなるので、実はたるみが原因かもしれないということもあるので、まずはゴルゴラインの原因が何であるのかをきちんと診察する必要があるでしょう。

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