法令線プロテーゼ facial implants for nasolabial fold
貴族手術で口ゴボになりますか?のご質問
貴族手術ですが、一般的にちょっとずつ認知されてきましたが、 謎の名前なんですけどね。
韓国が入ってきている名前で、貴族プロテーゼみたいなのを(鼻の穴と穴の間の部分から小鼻の付け根にかけて)入れるってやつなんですけど・・・いわゆる鼻翼基部です。
鼻の土台の部分、法令線の土台だったりするんですけど、法令線プロテーゼなんかもそうです。
この部分の手術をしたら口ゴボになりますか?なりませんか?っていうご質問です。
答えは、ちゃんとした手術をしたら、当然なりません。
口ゴボになるってことは、形がおかしくなってますから。
要は、口ゴボになりたい人以外に口ゴボにするってことは、合併症でしかないってことです。
やっちゃいけないことが起きてしまっているってことです。
普通はならないけれど、外科医がどういうスタンスで手術をしているかってことになってきます。
皆さんもぜひ気をつけてたらいいんですけど、一般的な手術クリニックを沢山するクリニックにおいて、患者さんにおいて手術をする内容を変えません。
なので誰が来ても同じ手術をしますよっていうのが、所謂回転型、大量生産型の治療です。
なので、イメージとしては、工場で人が流れてきて、同じことをやっていって、それでうまくいく、いかへんってのがあって、そりゃ中には、めっちゃいいやん。あかんやん。いまいちやん。
みたいなのが、分かれていくんですね。
それが、自分にハマればいいよって話になるんですけれども、普通の手術は、一人一人どういう風な人に対して、こういうのをやった方がいいよっていうのを判断していくものですから、なので口ゴボになりますか?なりませんか?の話になると、勿論普通はなりません。
しかし、鼻翼基部プロテーゼは、鼻の下から鼻柱のところまで、何なら上唇のところまで全部入れてくるような手術の仕方をして、それこそ(口元が膨らんで見えるおさるさんみたいな口元)の感じになると、当然これ、でていってしまうんで、なので、大量生産型タイプの手術をしてなければないのですが、大量生産型の手術をしているパターンの時は、当然なる可能性がありますので、手術をする前によく確認してください。
で、鼻の下にいれないといけないケースは多くないです。
ここは筋肉が結構ついているため、ここの土台を動かすだけで、鼻が広がってしまったり、鼻や唇の動きに影響するため、あまり簡単に触る部分とこではないなと。
まとめ:貴族手術をやると口ゴボになる!?貴族手術とは
貴族手術とは、韓国から入ってきた名前でいわゆるほうれい線にプロテーゼを入れる施術のことを指します。
鼻の穴の横側(鼻翼基部)に小さなプロテーゼを挿入すると鼻の横部分の陥没が改善され、陥没に伴って現れていたほうれい線が改善するというものです。
口元が立体的になりすっきりと上品な印象になるので「貴族の様な口元」=「貴族手術」と呼ばれるようになりました。
この手術は主にほうれい線の改善目的なので、貴族手術をしても口ゴボになることはありません。
もし仮に口ゴボになってしまったというなら、それはもはや合併症と呼べるでしょう。口ゴボになるような手術ではないのに、形がおかしくなってしまったというのは適切な施術がされていないということです。
貴族手術という施術のマニュアルがあるとして、全員にそのマニュアル通りに手術をしていたら、当然そのマニュアルが当てはらない方も出てきます。
鼻翼プロテーゼ一つにしろ、施術を受ける人にベストな形があるので、それを外科医が見極めて1人1人に合うように調整しなければなりません。
この鼻翼プロテーゼも現在では小さな三角状のものを使用することが多いですが、
鼻の下から鼻柱にかけて覆うようなアーチ型の大きいものをそのまま上唇の裏側に入れてくるような方法もあります。
この方法が適用ではない方がやってしまうと、口元が膨らんでしまい鼻の下が出っ張ったような口元になるので、口ゴボ感が強くなる可能性があります。
マニュアルではプロテーゼを鼻の下に入れるという指導もあるのですが、実際の施術では鼻の下全体にプロテーゼを入れるケースは少ないのです。
人中あたりのエリアは筋肉がしっかりついているので、土台を動かすだけで鼻の穴が広がってしまったり、唇の動きや形にも影響してしまうので、安易に施術を行って良い場所ではありません。
もし貴族手術を受けられる際は、マニュアル通りの施術ではなく、オーダーメイドで対応できるようなきっちり診断できるドクターにお願いしましょう。