全切開二重術 blepharoplasty
二重整形の修正は可能なのか?現役の美容外科医が徹底解説!!
今回のご質問は、
「眼瞼下垂の手術で二重にしたところ、幅も目の開きも左右非対称でおかしな目になってしまいました」という方からのものです。
「眼瞼下垂手術で作った二重を元々の状態へ戻すことは可能なのか、傷は残ったとしても食い込みがない状態に戻すことは可能なのかを教えて欲しいです」という内容。
綺麗になると思って手術を受けたのに、結果的には仕上がりがおかしくなってしまい、気持ちも凹んでいるのだろうとお察しいたします。
修正手術が可能なのか、以下でお答えしていきます。
美容整形のリスク、その修正について
眼瞼下垂の修正についてのご質問にお答えする前に、まずは手術が抱えるリスクというものについてお話しをしたいと思います。
手術が抱えるリスク
手術というのはいつもお話しているように、ブロックで何かを組み上げる作業ではありません。
人が人の体を触る、神聖な領域に神聖な生き物が手を加えるという意味で、不確定要素がとても大きいものだといえます。
ご質問者の方のように、結果として望まない状況が起きてしまったというのも、決して担当された先生が意図して行ったことではないのでしょう。
しかし、そのような結果になってしまったからこそ、修正するのかしないのかを、
先生に相談することが大切になってくるわけです。
修正手術には高度な技術が必要
基本的に修正手術というのは、一回目の手術より高度な技術が必要とされるものです。
先生によって、正直に「私には治せないから他の先生を紹介します」という対応をしてもらえるのか、
「できるかわからないがやってみたい」という対応になっしまうのかの差は出てくると思います。
しかし概ね改善の可能性はあるといって差し支えないでしょう。
ですので焦らず色々な先生とカウンセリングを行い、情報収集をしていただけたらなと思います。
眼瞼下垂二重術の修正について
では、眼瞼下垂の二重術修正のケースに絞って検討していきましょう。
今回の内容は、手術により瞼の食い込みがとても強くなってしまい、
目が開いていない状況になっているということだと思われます。
ご質問者さまの言う不自然な形というのも、手術により本来目が持っている解剖学的状況から変わってしまったことが原因となっているのでしょう。
この場合、手術で手を加えた箇所を修正することで、食い込みを浅くしたり、自然な目の開きに戻すことは可能かと思われます。
しかしながら、脂肪や皮膚を取られ過ぎてしまった、目を開けるための腱膜という部分を取り過ぎ限界まで引っ張られているなど、一回目の手術で多くの組織の切除が行われてしまっていた場合には、修正は格段に難しいものとなります。
減らす手術は出来ても増やす手術は難易度が上がる
私たちにできるのは形を変えることだけであって、何かを作り出す、取ってしまったものを再生して増やすことはできないからです。
ですので、やはり実際の状態を見てみないことには確実なことは言えないのですが、
一般論としてお話しすると、食い込みの深い「ハム目」の状態を、フラットな状態に近づけることは可能といえます。
目をつぶったスッピンの顔を至近距離で見た場合には、切り跡の傷は残ってしまうでしょう。
しかしそれも日常生活の中で目立ってしまうほどではなく、半年もすればとりわけ整形に関心のある方でなければわからないくらいには治っていくことが多いといえます。
まとめ
眼瞼下垂の二重術の修正と一口にいっても、その状態は千差万別です。
確実なことはいうことはできませんが、
一般的には
「手術で不自然になってしまった二重を、食い込みの浅い自然なものに戻すことは技術的には可能ですよ」
というのが、今回のご質問への回答となります。
違和感を少しでも生じたら・・・
1回目の手術・2回目の手術問わず、
- ダウンタイムの症状が収まらない
- ダウンタイムの症状以外の違和感がある
などの場合はご自身で判断するのではなく、信頼している専門医に相談に行きましょう。
弊社リゾナスフェイスクリニック東京では、美容整形への専門知識と豊富な経験を持った医師が在籍しておりますので、ぜひ一度無料カウンセリングをお受けください。
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