HIFU ハイフ
ハイフは脂肪を減らさず筋膜だけを引き締めることはできるのか?
ハイフは脂肪が減るとうたっているのをよく見ますが、お顔の脂肪は減らしたくないけど引き締めをしたい場合、ハイフでの治療は向いていないということですか?
脂肪を減らさずにハイフを打つ事は出来ないですかというご質問を頂いてます。
ハイフに関して、基本的にハイフというのは皮膚の下に焦点を作ってそこに熱エネルギーをジュっと火傷を作るというイメージと思ってもらうと分かりやすいんですけど、火傷をする場合は組織が減ります。
なので、タルミの治療で引上げますよとか、糸とか切りますよという手術と違って、ハイフ系の治療というのは点をちっちゃくする、点を引き締めていくという感じでボリュームが減っていく、タルミが減っていくという施術になるので、前提として筋膜に当たろうが、その周りの脂肪に当たろうが両方減るんです。
ハイフ治療について
いわゆるタルミっていうのが膜ベースで起きてる場合には、膜自体が緩んで下がってるというのは確かにあるんですけども、その部分に直接当たれば縮んでタルミが治るじゃんというのがハイフの考え方です。
一方で、ハイフっていうのも実は賛否両論ありまして、やっぱり止めた方がいいんじゃないという考え方もあります。
これは組織が火傷を起こすことによって、縮むわけだからボリュームが減るじゃんという考え方、ボリュームが減るとこけるじゃんという考え方があるわけです。
なので、常に頬骨の下とかこけてる方とかはその部分というのは打たない方がいいと思います。
ただ何をしたいのというところによると思うんですけど、脂肪を減らさずにハイフを打ちたいってことは、緩みがきっとあるから打ちたいってことなのかな。
緩みがあった場合には、まず引き締めをしてボリュームを減らして、キュっと硬くしたうえで、足りない部分に何かを足してあげるというのが一番綺麗な形ができやすいというのは事実なんです。
だから手術をする前も同じで、お顔の手術をする場合というのは足し算と引き算の手術というのがあります。
いわゆる脂肪を入れるとかヒアルロン酸とか何か入れますというのが足し算の手術、一方で骨切りますよとかタルミを取りますよとか出っ張ってる部分が凹みますよというのが引き算の手術というとこでいくと、タルミがベースにある方の場合はタルミを取ったあと、その後で必要最小限だけモノを入れてふっくらとした形を作っていくのがセオリーにはなってきますので、どういう風な形にしたいかによって施術のプランも変わってきますので、こういうのも含めてカウンセリングの時にご相談をしてもらうのがいいのかなと思います。
まとめ:骨切り手術と体重とたるみの関係性について
骨切り手術の際に、体重のコントロールが不十分だとたるみが強く出る場合があると聞きましたが、痩せている場合と太っている場合のどちらでしょうか。
まずはたるみを軸にお話しましょう。
一般的にみて太っているというのは何が問題かというと、まず標準体重よりも多い場合を太っていると差しますが、標準体重よりも多い場合、その重みが軟部組織というところに常にかかっており、支えている靭帯に負荷がかかっているんですね。
なので、組織がどんどん伸びていきます。
よく出産後だったり、授乳が終了した頃にバスト位置が下がってしまった、体重がかなり多い方で大幅にダイエットされた方、など組織がだらーんと伸びてしまったように見えることがありますよね。
一旦伸びてしまった組織というのは基本的には元に戻りません。
なので太っていることで靭帯に負荷がかかり、たるんでしまう、下がってしまうということがありますが、骨切り手術一般において言えば、体重が標準体重よりも多い方は、骨を切っているのに骨そのもの形が出にくくなるため、まずは体重をコントロールしましょう。とお話ししています。
フェイスラインの骨の形を見せるには、顔のお肉の量がある程度少なくないと見えてきません。お顔のお肉の量が多いと骨の形が見えないため、骨切り手術をした後の変化も感じにくいのです。
お顔の組織はすでに伸びている状態。で、中身の骨が減ったことによりさらに支えがなくなり組織が落ちたようになり、たるんでしまったような感じがしてしまう。ということが起きます。
なのでたるみに関して言えば、痩せている方は何も影響はないのですが、一旦太ったことがあって痩せた場合などは、やはり組織が伸びているので後からたるみが出やすい傾向です。
美容の施術全般において言えることですが、あくまでも「健康である」が大前提。手術は魔法ではありません。
体重をしっかりコントロールしてから施術に臨んだ方が、より見た目も綺麗になり、満足度も高くなるのではないかと思います。