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QUSETION よくあるご質問4

鼻の整形(鼻形成)の種類について

鼻の形を決める要素は、大きく分けて4つ(小鼻、鼻尖、鼻の長さ、鼻背の形と高さ)が挙げられます。

以下では、それぞれの部位に対する施術をご紹介していきます。

1. 小鼻を小さくしたい(小鼻縮小)

小鼻とは、いわゆる「あぐら鼻」に代表される鼻の両脇部の構造のことです。

ひとくちに小鼻縮小といっても、正面から見た幅を狭くする小鼻幅縮小や、小鼻の張り出し(鼻翼)を小さくする鼻翼縮小、小鼻の位置を変える鼻翼挙上など様々な施術があります。

1-1. 小鼻幅縮小〜正面からみた小鼻の幅を狭くする〜

小鼻幅縮小とは、要するにお顔を正面から見たときの小鼻の横幅を狭める施術を指します。

小鼻が立ち上がる上部と、一番膨らみの大きくなる下部とで横幅に違いはありますが、いずれにせよ、両方の目頭から垂直にラインを下ろした時、その間に収まるのが存在感のない理想的な小鼻であるといわれています。

1-2. 鼻翼縮小〜鼻の張り出しを小さくする〜

一方、小鼻を正面から見たときに、幅がそれほど広がっているわけではないけれども、鼻翼と呼ばれるパーツが縦や横方向に長すぎる場合、巻き込みや外への張り出しが強く出てしまうことがあります。

あまり存在感が強すぎるものよりも、コンパクトであまり目立たない鼻翼の方が整った印象を与えることができるでしょう。

1-3. 鼻翼挙上〜小鼻の位置を変える〜

理想的な小鼻の位置は、その人が持つ鼻尖や鼻柱といった中央部分のパーツとのバランスによって決まってきます。

例えば、鼻柱を下げることで小鼻が相対的に上がって見えることもあれば、鼻柱には手を加えず小鼻を上げることによってバランスを取ることもあります。

どちらが目指すお顔に近づけるのかは、患者さんによって異なってくるのです。

ただ一般的には、側面から見たときに、小鼻よりも鼻柱の方が1~2mmほど長く見えている状態が理想的だとは言われています。

2. 上向きの鼻を下に向けたい

鼻を下に向けることを希望されている方の場合、鼻先(鼻尖)を伸ばしたい場合と、鼻の真ん中の部分(鼻柱)を下げたいという場合があると思います。

これらの施術では、いずれの場合も鼻の土台の部分から手を加える必要があります。

また、元々の軟骨の支えが弱い場合が多いので、他の箇所から材料を取ってきて補強する必要もあるのもこの施術の特徴です。

2-1. 鼻先(鼻尖)を伸ばす

鼻尖を伸ばすというのは、要するに「鼻の頭を伸ばす」ということです。

この場合、前方へ伸ばせばツンとした印象になりますし、下に伸ばせば魔女鼻になります。

また丸い鼻、いわゆる団子鼻の方の場合、鼻先の位置が沈んでいるために丸く見えているという可能性があります。

鼻先をいずれかの方向に伸ばすことで、より自然な、バランスの取れた鼻先を目指すことができるでしょう。

2-2. 鼻の真ん中の部分(鼻柱)を下げる

一方、ACRの形をお直ししたい方は、鼻柱を下げる必要が出てきます。

ACR(Alar-Columellar Relationship)というのは、鼻翼の下端を結んだ線と鼻柱の下端の位置関係のことを指し、一般的には鼻翼の下端を結んだ線よりも鼻柱が下に長く出ている方が美しいACRだと言われています。

逆に、鼻柱の方が短く奥まっている場合には、鼻柱を下に伸ばすことで理想的なACRを手に入れることができるでしょう。

具体的には、鼻中隔軟骨の下端が短く大鼻翼軟骨の内側が奥まっていることが多いため、鼻中隔をしっかりと延長し、大鼻翼軟骨を下に押し下げる施術を行うことになります。

3. 段鼻(だんばな)・鷲鼻(わしばな)を治したい

鼻筋に段差のある段鼻、ワシのように飛び出している鷲鼻、これらは医学用語ではハンプといいます。

ハンプは多くの場合、鼻の骨と軟骨の境目の辺りにあり、どちらの影響を受けているのかによって骨性ハンプや軟骨性ハンプと呼び分けます。

このハンプ治療、一般の方の発想では、「じゃあ、削ればいいのでは?」と考えてしまいがちですが、実はそう簡単なものではありません。

なぜなら、ハンプそのものは厚くても2~3mmしかなく、全部削ったとしてもそれだけの変化しか出せないものだからです。

さらに問題なのは、ハンプは削ると鼻筋が太くなっていくということです。

横から見れば真っすぐでも、正面からみたら太い鼻筋というのでは、とても綺麗な鼻筋とは言えませんよね。

というわけで、程度によっては、鼻骨を同時に切る方法や、プロテーゼを乗せる方法、軟骨を移植して段差を目立たなくする方法なども視野に入れて、複合的な手技で綺麗な鼻筋に仕上げていく必要があるのです。

4. 団子鼻を治したい

今現在、「団子鼻」という言葉は一般的な用語となり、インターネットで検索すれば500万件以上の結果が表示されるそうです。

ところが、その団子鼻も原因により3つのタイプに細分化されるのです。

以下では「軟骨タイプ」、「皮膚タイプ」、「混合タイプ」に分けてご説明していきます。

4-1. 軟骨タイプ

軟骨タイプというのは、いわゆるboxy nose(箱鼻)と呼ばれるもので、海外の鼻先が大きい方もこれが理由であることが多くあります。

このタイプは、皮膚は薄いけれども軟骨が広がっていて鼻先が大きく見える、ということから団子鼻になっているといえます。

4-2. 皮膚タイプ

皮膚タイプというのは、私たちのようなアジア人や黒人の方々に多くみられる、軟骨が柔らかく、上に乗っている皮膚は分厚く丸みを帯びている鼻のことをいいます。

皮膚のため、指で押すと鼻先はぐにゃっと沈みます。

4-3. 混合タイプ

最後は、上記の2つ原因が混ざったものです。

軟骨のサイズが比較的大きく、皮膚も分厚いというものです。

4-4. 団子鼻治療の最大のポイント

団子鼻を治療しようとする際に何よりも大切なのは、自身がどのタイプなのかを診察で正確に見抜いてもらうこと。

そしてタイプにあった適切な手術を行うことです。

実は、美容外科の教科書で「鼻尖形成」のページを開くと、「鼻先の軟骨を糸で結んで細くする・・・」と書かれています。

しかしながら、この解説は西洋人に多い軟骨タイプの団子鼻に対する処置であって、西洋のテキストを日本語に翻訳したものに記載されている上記のやり方が、全ての方に適切であるとはいえないのです。

もし皮膚が分厚く軟骨も柔らかい皮膚タイプの方が、この教科書通りの治療を受けても、鼻先の細さは出ない上に、むしろ軟骨の支えが弱いため変形してしまう可能性があるでしょう。

皮膚タイプ、混合タイプの方が鼻をシュッと細く、高くしようとなると、軟骨の支えの構造を変えるとともに、分厚い皮膚をいかに薄く見せるか、という工夫を凝らす必要が出てきます。

これには医師の経験値の差も大きく関わってきますので、病院は慎重に選ぶようにしましょう。

5. 鼻を高くしたい(隆鼻術)

鼻を高くするというのは、一般的にメガネのあたる鼻背(びはい)という部分を高くすることを指します。

アジア人は通常、正面を向いたときの黒目の中央を結んだ線上に、鼻の一番低い位置があるとされています。

この鼻の一番低い位置のことを「セリオン」といいます。

一方西洋人は、黒目の上端を繋いだ線上から鼻の隆起がはじまり、理想のセリオンもこの形であるとされています。

理想のセリオンでは正面のEライン(眉頭から鼻尖へ抜ける曲線)も美しく見えるため、鼻を高くする施術においても、これを意識して鼻筋をデザインしていきます。

施術には大きく4つの手法があります。

5-1. ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸は体内の至るところに存在する高分子です。

注入用で使用するヒアルロン酸は、この通常のヒアルロン酸を長く長く数珠繋ぎにして粘度を高めたものなのです。

この施術方の最大のメリットは、「気に入らなければすぐに溶かすことができる」ということです。

ヒアルロン酸をオリゴ糖に分解するヒアルロニダーゼという酵素を注射すると、直後から粘度が下がり、周囲に吸収されていきます。

ただし、注入剤で簡便といったメリットがある反面、誤って血管内へ注入されてしまった場合、塞栓症といって皮膚が黒く壊死してしまったり、極めてまれにですが失明してしまうというリスクもあります。

そのため、適切な方法でゆっくりと注入し、強い痛みが突然でた場合には、すぐに溶解する必要があるというのがこの施術方法の注意点です。

5-2. プロテーゼによる方法

プロテーゼには、シリコンプロテーゼとePTFE(ゴアテックス)プロテーゼの2種類があります。

これらは人工素材ではありますが、土台の構造を丁寧に把握し形を削り込んでいけば、明らかな異物感は出さないようにすることも可能です。

5-3. 自身の組織だけで鼻を高くする

自分の組織だけで鼻を高くする方法もあります。

こちらは、「劣化する不安」という項目で詳細に説明しておりますので、ご参考になさってください。

5-4. 糸を使う整形法

糸による施術では、「鼻筋を出すため」と「鼻先をシュッと見せるため」の2本の糸を用います。

この施術法は液体を使用しないため、ヒアルロン酸の項目で紹介したような血管へ支障をきたす心配はありません。

しかし一方で、軟骨や皮膚によって組成されていてある程度の動きが伴う鼻の下部に糸を入れてしまうと、日常生活の中で飛び出してきたり、痛みを感じるリスクがあります。

そのため、施術の際には適切な層に適切な長さで挿入を行い、予防にも努める必要がある手法です。

6. 切らない整形(鼻形成)のメリットとデメリット

上記でご紹介したヒアルロン酸の注入や糸による施術は、切開を行う必要がないものです。(メスなどを使う必要が無いもの)

いずれも永久的な効果はありませんが、使い方によってはダウンタイムを短く抑えることができ、腫れなどが比較的ひどくならない可能性が高い、とても効果的な方法ともいえるでしょう。

7. 鼻の整形を失敗した…他の医修正したいのですが

鼻の施術の口コミやSNSの発信を検索すると、多くの失敗体験が見つかることでしょう。

しかしこれらは大きく3つに分類できます。

つまり、「主観的な不満足」、「客観的な失敗」、そして「不可避の合併症」の3つです。

順を追って見ていきましょう。

7-1. 主観的な不満足

主観的な不満足というのは、患者さんのイメージと外科医のイメージがずれており、外科医としては上手くいった、もしくは安全にできるのはこの程度という結果であっても、患者さんが「希望と違う」「似合っていない」という感想を抱いてしまうケースのことです。

このような問題をなくすためには、術前に時間を取り、丁寧なカウンセリングや、シミュレーションツールを駆使しイメージを正確に共有しておくことが大切になってきます。

7-2. 客観的な失敗

客観的な失敗というのは、大きく歪んでしまっている、形が左右非対称である、皮膚に穴が空いている、傷が段違いになっている、などのケースを指します。

つまりは丁寧な施術を行えば回避できたであろう、外科医側のミスといえます。

7-3. 不可避である合併症

不可避である合併症というのは、「感染」や「異物反応」、「傷の治癒の遅れ」などを指します。

これらはまれなケースとはいえ、手術を行う以上は一定の頻度で生じるものであり、医学的にも失敗とはいいません。

なぜならば、予防していても生じる問題だからです。

例えるならば、交通事故のようなものといえるでしょう。

事故が起こる可能性は皆が認識していても、誰も自分が巻き込まれるとは考えていないわけです。

ところが交通ルールを守り、予備知識をつけて未然に防ごうと思っていても、やはり一定の頻度では起こってしまうのが事故です。

そういった不確定な要素を完全に排除しようとするならば、家にこもって道に出ない、という選択肢を選ぶ他ないのです。

7-4. では失敗してしまったら?

ここまでで見てきたように失敗といわれるものにはいくつかの種類があるわけですが、いずれにしても患者さんに不満は残ってしまうわけです。

そこで「術後の不満ポイントを解消したい」となるわけですが、鼻の手術の場合、人体の観点では1度目とは似て非なる状態になっていることを知り、適切な判断できるようになる必要があります。

1度目の手術というのは、組織の血流も安定し、しなやかさも保たれており、鼻にとってもベストのコンディションが整っています。

ところが、2回目以降の手術となると、鼻の中は瘢痕という組織で癒着しており、炎症を伴う軟骨や皮膚の萎縮を生じ、作りたい形の邪魔になる要素がたくさんある状態になっています。

これらの要素を排除しながら、内部の邪魔に負けないように施術を行うには1回目以上のテクニックと工夫が必要になります。

そのため、ドクターを選ぶ際には、他院修正をきちんと行える技術力を持った美容外科医を見つけることが、とても重要になってくるのです。

8. 最後に

ここまで、鼻の整形についてさまざまな施術方法や注意点をご紹介してきました。 ポイントはたくさんあるものの、基本の部分は共通しています。 「信用のできる外科医を見つけ、丁寧に話し合うこと」 みなさんが自分のお顔を大切にしながら、理想の形に近づいていくことを願っています。 弊社リゾナスフェイスクリニックでは美容整形への豊富な知識と経験を元に、 患者様に適切な改善方法をご提案致します。 無料カウンセリングを受け付けておりますので、お顔の悩みがある方は是非一度無料カウンセリング予約ください。 無料カウンセリングは公式ライン予約または24時間Web予約からお問い合わせください。 (公式ライン予約の方が予約がスムーズに進みます)