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この記事では「鼻中隔延長術と鼻尖形成術の違い」について詳しくご紹介致します。
「鼻を高くしたいけど色んな施術があって自分にどれが合っているのか分からない…」
「カウンセリングで鼻中隔延長術をオススメされたけど金額が高いのはなぜ…?」
という方のために今回は、
「鼻中隔延長術と鼻尖形成術の違いとそれぞれに向いている人·向いていない人」を現役の美容整形外科医が徹底解説致します。
この記事の内容
- 鼻中隔延長術と鼻尖形成術の違いは何?
- 鼻中隔延長術の特徴とおすすめの方
- 鼻尖形成術の特徴とおすすめの方
- 鼻中隔延長術のメリット、デメリット
- 鼻尖形成術のメリット、デメリット
- リゾナスフェイスクリニック東京の鼻中隔延長術、鼻尖形成術
「これから鼻を整形して高くしたい」と考えている方向けに記載していきます。
尚、鼻の手術については既に理解しており、

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お鼻の手術の種類


お鼻の手術にはいろんな名前があって、ちょっと聞いただけではよくわからないという方もたくさんいらっしゃると思います。ここではできるだけわかりやすくご説明差し上げたいと思いますのでご安心ください。
お鼻の手術は大きく分けて
- 鼻すじの手術
- 鼻先の手術
- 小鼻の手術
に分かれますが、鼻中隔延長術や鼻尖形成術は、②の鼻先の手術に含まれます。
では、お鼻の軟骨をお家に例えてその構造を解説してみましょう。
鼻中隔延長術と鼻尖形成術の違いは何?


そもそもの鼻先の位置は大鼻翼軟骨という蝶々の形をした軟骨の位置で決まるのですが、これを屋根とします。


屋根部分(鼻翼軟骨)を支える柱が鼻中隔軟骨ということになります。この屋根(鼻翼軟骨)部分は柱にしっかり固定されておらず、浮いたような構造となっています。
少し浮いているおかげで、鼻先がぐりぐり動いたり、上から押さえたりすると鼻が潰れたりします。
ちなみに人によって屋根や柱の強度や大きさは個人差がありますが、一般的に日本人を含むアジア人は屋根(鼻翼軟骨)や柱(鼻中隔軟骨)の強度が弱いと言われています。
鼻中隔延長も鼻尖形成も、鼻先の構造に対する手術となります。
では鼻中隔延長術と鼻尖形成術は何が違うのでしょう?
簡単に言うと、
鼻尖形成 | 鼻中隔延長 |
---|---|
屋根(鼻翼軟骨)の形を変える手術が鼻尖形成 | 柱(鼻中隔軟骨)を増築して裏から支えることで屋根(鼻翼軟骨)を希望の位置に移動させるのが鼻中隔延長 |
ということになります。
鼻中隔延長術で柱(鼻中隔軟骨)を増築する場合も同時に鼻尖形成術で屋根の形を変えるのが一般的です。
要はご希望の変化を得るために鼻中隔延長術(柱の増築)が必要かどうか、というお話になるわけですね。
「鼻尖部軟骨移植」という手術もありますが、鼻尖部軟骨移植は屋根(鼻翼軟骨)の上に土嚢を積んで鼻先の高さを出す手術、ということになります。
鼻尖部軟骨移植手術も屋根(鼻翼軟骨)部分の手術ということになりますので、鼻中隔延長術を行う場合でも一緒に行うのが一般的です。



手術方法によって変化が異なりますので、ご自身に合った方法を一緒に探しましょう!!
鼻尖形成術の特徴


鼻尖形成や鼻尖部軟骨移植のみの場合は、柱(鼻中隔軟骨)を増築せずに屋根の形を変えたり屋根の上にものを乗せたり、といった手術になりますので、大きな変化は出せません。
もともと浮いている構造ですので、無理やり高さを出そうとしても皮膚の張力で押し返されて沈んでしまいます。
また、柱に固定ができないので、鼻先の位置は完全にコントロールできません。傾向としてはアップノーズになる方向に移動することが多いです。
ちなみに鼻の穴(鼻孔といいます)の形は、屋根の部分の形と位置によって決まりますので、鼻尖形成や鼻尖部軟骨移植のみの場合は少し縦長になり鼻先部分が寄る程度で、そこまで大きな変化はありません。
その分手術時間は短く、ご本人の負担も少ない手術と言えます。
鼻尖形成術をオススメな人
鼻尖形成術の特徴を踏まえると、鼻尖形成のみがおすすめの方とは、
- もともとの屋根や柱の強度がある程度強くて
- 変化はほんの少しでよく
- 鼻先が少しアップノーズ気味に偏位しても構わない人
ということになります。
鼻中隔延長術の特徴


逆に鼻中隔延長術は柱を増築する手術ですので、屋根の位置をある程度コントロールすることができますし、柱の強度次第で大きな変化を作りだせます。
では柱の材料として何を採取するのでしょう?選択肢としては
- 耳介軟骨
- 鼻中隔軟骨
- 肋軟骨
が挙げられます。それぞれの素材の特徴をまたお家に例えて説明してみましょう。


素材①耳介軟骨
耳介軟骨は柔らかく湾曲した軟骨ですので、例えるならばプレハブといった感じ。強く揺らすと動くくらいの可動性が残る代わりに、2階建て·3階建てにして高さを出すのは厳しいなといったイメージです。
素材②鼻中隔軟骨
鼻中隔軟骨は木造建築くらいですね。2階建て·3階建てくらいまでは頑張れるけどそれ以上の高さは難しいです。
素材③肋軟骨
肋軟骨はお家でいえばタワーマンションということになります。すごく大きな変化を作れるのがメリットですが、その分ゆらしても動かない硬いお鼻になります。
鼻の穴はといいますと、屋根自体を持ち上げてきますので、鼻の穴も前に引っ張られて縦長になります。
小鼻もそれに合わせて引き上がってきますので、高さを出せば出すほど小鼻の幅は狭くなり、小鼻縮小をしたような変化が起こります。
また、下記の動画では院長の山口先生と私橋口で鼻中隔延長術について詳しく解説しております。



ご希望のお鼻に応じた素材をご提案させていただきます。
鼻中隔延長術をオススメな人
上記の特徴を踏まえると、鼻中隔延長術がおすすめなのは、
- もともとの屋根(鼻翼軟骨)や柱(鼻中隔軟骨)の支えが弱いけど
- 変化はしっかり出したくて
- 鼻先を希望の位置にしっかり持っていきたい人
ということになります。
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ご自身で判断できない場合は我々が無料でカウンセリングをさせていただき、最適な施術をご提案させていただきます!!
鼻尖形成術のメリット·デメリット


では鼻中隔延長のメリット·デメリットに注目してみましょう。
鼻尖形成術のメリット
鼻尖形成術のメリットは以下の通りです。
- 傷跡が外から見えない(クローズ法)
- ダウンタイムが短い
- まわりからバレづらい
それぞれ詳しく解説致します。
鼻尖形成術のメリット①傷跡が外から見えない(クローズ法)
鼻尖形成術はクローズ法で行われることも多く、その場合は鼻柱を切開しないため外から見える傷はありません。
鼻尖形成術のメリット②ダウンタイムが短い
鼻先の浅い部分のみを触る手術なので、鼻中隔延長を行った場合と比べて腫れやむくみ、内出血といった症状は少なく、ダウンタイムも比較的短く済みます。
鼻尖形成術のメリット③まわりからバレづらい
傷が見えにくくダウンタイムが短い上に変化量も少ないため、まわりから気づかれにくい施術となります。
鼻尖形成術のデメリット
一方で鼻尖形成術のデメリットは以下の通りです。
- 変化が感じづらい
- 術後の後戻りが生じやすい
- 鼻先が希望の位置と違う
詳しく解説致します。
鼻尖形成術のデメリット①変化が感じづらい
特にお鼻の皮膚が硬く厚ぼったい方の場合はお家の例えでいえば作った屋根の上に座布団のような厚いベールをかけてしまうようなものです。
そうなると軟骨の形の小さな変化が実際のお鼻の形に現れづらいという問題が出てきます。
そのような方には鼻中隔延長をおすすめすることが多いです。
鼻尖形成術のデメリット②術後の後戻りが生じやすい
鼻尖形成·鼻尖軟骨移植は柱(鼻中隔軟骨)を増築していないため、術後しばらくは問題ないのですが、時間が経つにつれ徐々に皮膚の張力の押されてつぶれてくることがあります。
術直後からしばらくはいいのですが、年単位で見ると元通りになっているといったことも珍しくありません。
もともと支えが弱い方に鼻尖形成のみ行った場合によく起こる現象で、場合によっては鼻の穴も横に広がって潰れる変形が起きたりします。
鼻尖形成術のデメリット③鼻先が希望の位置と違う
鼻尖形成は浮いている屋根の形を変える手術ですので、屋根自体の位置を決めることはできません。
故に、最終的にどの位置に屋根が落ち着くかは軟骨と皮膚の張力のバランスによって決まることになります。
特に鼻が短くて豚鼻が気になっている方の鼻先をしっかり動かしたい場合などは、鼻尖形成のみで治療するのは注意が必要です。(そのような方はもともとの軟骨の強度が弱い場合がほとんどです)



それぞれの治療のメリットデメリットをよく理解しておくことが大事です。
鼻中隔延長術のメリット・デメリット


鼻中隔延長術のメリットは以下の通りです。
- しっかりとした変化が出せる
- 中顔面に立体感がでたり鼻翼幅が狭くなったりする
- 長期的に見て変化しづらい
それぞれ詳しく解説致します。
鼻中隔延長術のメリット①しっかりとした変化が出せる
お鼻は顔の中心に位置し、お顔のイメージを大きく左右するバーツですので、特に肋軟骨でしっかり変化を出した場合などはお顔全体の印象を大きく改善することができます。
また、変化量ももちろんですが、鼻筋のカーブや鼻先の形など、調整できる幅が広がりますので、細かくオーダーすることができ、より理想のお鼻に近づけることができます。
鼻中隔延長術のメリット②中顔面に立体感がでたり鼻翼幅が狭くなったりする
お鼻の高さを十分に出すことができるので、その分だけ中顔面も持ち上がり、小鼻の広がりが改善するような変化が出ます。
肋軟骨を採取する場合は、同時に鼻翼基部に砕片肋軟骨(砕いた肋軟骨)を移植することによって、さらに中顔面の立体感を出すことが可能です。
鼻中隔延長術のメリット③長期的に見て変化しづらい
鼻中隔延長はしっかりとした柱で鼻先を支える手術ですので、長期間経過した後に徐々に沈んでくるといったような変化は基本的には起こらず、安定した手術ということができます。
鼻中隔延長術のデメリット
一方デメリットは以下の通りです。
- 印象が大きく変わる
- 術後に曲がるなどの変形が起こる可能性がある
- 鼻先が固くなる可能性がある
デメリットの把握が大事ですので、一層詳しく解説致します。
鼻中隔延長術のデメリット①印象が大きく変わる
特に40代以降になると、今までのお顔に慣れ親しんだ期間が長い分、変化した顔が自分の顔じゃないと感じるリスクも高くなってきます。
大きな変化を求める場合は、本当にその変化を自分が受け入れられるのか十分考えてから施術を受けるようにしましょう。
鼻中隔延長術のデメリット②術後に曲がるなどの変形が起こる可能性がある
鼻中隔軟骨は人によってはもともと鼻の中で湾曲している構造物です。
そのため、その曲がっている構造物を支えにして柱を増築すると、皮膚の張力によって鼻先が偏位したり曲がったりする変形が起こりえます。
また、ワーピングといって移植した軟骨組織自体が術後に曲がってくる現象が起こる場合もあります。
リゾナスフェイスクリニック東京では手術前に十分に診察をさせていただいた上で、CTを撮影していただき、元々のお鼻の曲がりなどを確認し、術後の湾曲や変形を起こさないように十分に対策を行なっています。
鼻中隔延長術のデメリット③鼻先が固くなる可能性がある
目に見える変化を出そうとすると、強い支えが必要になるため、どうしても固いお鼻になってしまうのは避けられません。鼻先は押してもつぶれなくなるため豚鼻を作ったりはできなくなります。
また、鼻整形をした後にできなくなってしまうことは下記の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。





鼻中隔延長は変化が感じられやすい反面、できなくなってしまうこともありますので注意が必要です。
鼻中隔延長術の症例紹介
下記は鼻中隔延長術を行ったモニター様の症例写真です。
鼻翼基部には肋軟骨移植、鼻柱基部でCカール形成術を行い、口元の突出感が大幅に改善されています。
ダウンタイムの腫れも少なくご満足いただきました。
自家肋軟骨での鼻整形ですのでこれから吸収されて落ち着いていきます。
完成は一年後です。
ご自身の軟骨は小さく支えも弱かったため、肋軟骨でしっかりと鼻中隔延長し、鼻先の位置を前方に移動させました。
お鼻の高さは軟骨の吸収を考えてやや多めに設定しています。
診察上は鼻中隔軟骨はほぼ強度がなく、鼻先の支えがほとんどない状態でした。
手術では曲がった軟骨や骨を除去して鼻通りを改善しつつ、しっかりと土台を作り直してナチュラルに形を整えました。
バランスの取れた可愛いお鼻になりました。



ご希望の形、似合う形は人それぞれです。カウンセリングでじっくりお話しましょう。
まとめ
お鼻の手術は4次元手術ともいわれます。正面、斜め、側面、下からの形を三次元的に整えることはもちろん、術後の長期的な変化も考慮してお鼻の形を形成しなければなりません。
そのため手術を計画する際には、ご本人の軟骨の強度や大きさおよび皮膚の厚さや量などの特性と、患者様がご希望されている変化を十分に考慮して手術方法を決定する必要があります。
リゾナスフェイスクリニック東京ではCT撮影も含め、入念な術前診察を行なった上で、お鼻の状態を正確に把握し、長期的にご満足いただける治療内容をご提案いたします。



まずは無料カウンセリングでご相談頂けたらと思います。ご予約をお待ちしております。
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