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この記事では「二重埋没法の麻酔はどれくらい痛くてどんな感じの痛みなのか」について詳しくご紹介致します。
また、二重埋没法と二重切開法での麻酔の痛みの違いなどを含めて手術前・中・後の痛みについてもご紹介致します。
「二重手術をしたいけど麻酔などの痛みが不安で勇気が出ない」という方向けに記載していきます。
目元は見た目の印象を大きく変える部分なので、美容整形の中でもご希望が多いのが二重整形です。
ただ、自分の理想の二重を実現したい、可愛くなりたいと思っていても、
いざ手術となると手術自体や麻酔の痛みが怖いせいであと一歩が踏み出せない、という方がたくさんいらっしゃると思います。
この記事ではそんな方々に向けて二重の手術をする際の麻酔について詳しくご説明致します。
手術や麻酔、痛みのことが不安で勇気がでない、という方は是非ご一読ください。
きっと二重整形がより身近に感じられるようになります。
二重整形の麻酔ってどんな種類があるの?痛い?
二重整形にはいろいろな方法が存在し、手術の種類や方法に応じて、
痛みや手術の種類に応じて使用する麻酔の種類も変わってきます。
ここでは麻酔の種類と効果について解説致します。
点眼麻酔
点眼麻酔は表面麻酔の一種です。
目薬と同じ要領でお薬を瞳に落とすことで眼球全体と裏側の粘膜に麻酔薬が浸透し、感覚が鈍くなった状態を作り出すことができます。
まぶたの手術は眼球のすぐ近くで行われるため、手術の際のちょっとした刺激が伝わらないようにする目的で行われます。
少し沁みる方はいらっしゃいますが痛みがある処置ではありません。
笑気麻酔
笑気麻酔とはお鼻やお口から笑気という麻酔ガスを吸う麻酔のことで、正式名称は亜酸化窒素といいます。
酸素と混ぜることで濃度を調整することができ、患者様に必要な濃度で投与することが可能です。
ほのかに甘い香りがするガスが流れている状態でゆっくり深呼吸していただくと、肺から血液中に笑気が行き渡ってすみやかに効果が発現します。
笑気の効果は主に沈静といってふわふわとリラックスした状態になり恐怖感を和らげる効果と、鎮痛という痛み自体を感じにくくなる効果があります。
酔っ払った感じ、とか、ぐるぐる目の前が回る感じ、と表現される患者様もいらっしゃいます。
濃度が高すぎた場合は気持ちが悪くなったり手が痺れたりといった症状がでてきますのですぐにおっしゃっていただければ適切な濃度に調整致します。
笑気麻酔だけでは手術の痛みを完全に取り除くことができないため、一般的には局所麻酔などを併用することになります。
局所麻酔
局所麻酔とは簡単にいうと注射の麻酔です。
薬液を直接手術部に注射することで、組織の中にお薬が広がり、注射した部分のまわりがしびれて痛みを感じなくなります。
また、麻酔薬の中には血管を収縮させるエピネフリンという名前のお薬が含まれており、このお薬のおかげで麻酔が効いている時間が伸びたり、手術中の出血や術後の内出血が起きづらくなります。
効果時間はだいたい2〜3時間といったところで、手術がおわってしばらくは触ってもビリビリした感じがしていますがしばらくすると少しずつ普通の感覚に戻っていきます。
皆さんが心配する痛みを伴う麻酔がまさにこの局所麻酔になります。
いつ痛みを感じるかといいますと、まずは針を刺した瞬間、ちくっとする痛みを感じます。
そして体の中にお薬を注入する時に、組織を押し広げていくことによる鈍い痛みがでる、といった感じです。
ちなみに、注射が終わった後は基本的に痛みを感じなくなりますが、触ったりひっぱったりする感覚までなくなるわけではない点にも注意が必要です。
静脈麻酔
腕の静脈から点滴を確保して、そこから意識がボーッとするお薬を流すことで手術に対する不安を取り除く方法です。
静脈麻酔を行う場合は局所麻酔を行うタイミングでしっかり静脈麻酔を効かせることができますので、注射の痛みはほぼ感じることなく局所麻酔を終えることができます。
手術中も半分眠っているような状態ですので、強く呼びかければお返事はできるくらいの眠りで、リラックスした状態で手術を受けることができます。
静脈麻酔はまぶたの手術に限らず中程度の手術の時にはよく行われる方法です。
なお、静脈麻酔を使って手術を行う場合は当日の食事制限が必要となりますのでご注意ください。
埋没法と切開法に使用する麻酔の種類とは??
埋没法と切開法では使う麻酔の種類が異なりますのでそれぞれ解説していきますね。
埋没法で行われる麻酔
埋没法では笑気麻酔と局所麻酔を行い手術を行います。
手術の時間が短いことと、目をあけてもらって二重の状態を確認する必要があることから静脈麻酔は使用しません。
また、結膜側の糸や糸玉が眼球表面を刺激していないかどうかチェックする必要がありますので、
眼球表面の感覚をにぶくさせる表面麻酔は使わないようにしています。
切開法で行われる麻酔
切開法では表面麻酔と局所麻酔および静脈麻酔を行い手術を行います。
また、切開法では糸や糸玉は組織内に埋まり結膜側に露出することはありませんので表面麻酔も併せて行うことができます。
埋没法と切開法の手術の違いは下記の記事でご紹介しておりますので、ご覧ください。
麻酔〜手術終了までの流れと場面別の痛みについて
埋没法・切開法でそれぞれ場面によって痛みが全く異なってきます。
下記では手術開始から終了までの流れと痛みが出やすい部分をご紹介致します。
埋没法の手順と痛みが出るタイミング
①手術台に横になり、消毒が終わったらお鼻のチューブから笑気ガスを流し始めます。
②笑気が効いてぼんやりした状態になったら局所麻酔の注射を行います。
③注射はまぶたをひっくり返して粘膜側に1〜2ヶ所、皮膚側に3ヶ所程度注射を行います。
④笑気が効いている間に局所麻酔を終了させますので注射の痛みは大幅に軽減されます。
⑤局所麻酔の注射さえ終わってしまえばあとは無痛で処置が行えますので痛みを感じるのは局所麻酔を打つタイミングのみになります。
尚、万が一痛みを感じる場合は追加の麻酔投与を行います。
切開法の手順と痛みが出るタイミング
①切開法の場合は手術開始前から静脈麻酔を始め、ふわふわした状態になって頂きます。
静脈麻酔の効き具合は人によって違いますので、まずは患者様ごとの麻酔の効き具合を確認していきます。
②手術の準備が整ったら強めの静脈麻酔を開始することで、ほぼ痛みを感じない状態になります。
この間に局所麻酔の注射を終わらせることで患者様は基本的には全く痛みは感じません。
③局所麻酔の注射は設定した二重のラインに沿って行います。表面麻酔も行った上で手術を開始していきます。
④静脈麻酔は量により眠りの深さをコントロールすることができますので、二重を作成する行程まで手術が進んだら、麻酔を浅くして目の開きや二重の感じを患者様と一緒に確認します。
⑤問題なければそのまま皮膚を縫合して手術終了となります。
尚、手術中に痛みを感じ始めたらすぐに静脈麻酔や局所麻酔の追加を行います。
手術終了後は30分程度で意識がはっきりし、普段通りに歩いたりお話ししたりすることができるようになります。
術後に痛みが出やすいのは埋没or切開?
埋没法は極細の糸をまぶたの皮膚の下に通してくる手術ですので組織のダメージはほぼない状態で手術を終えることができます。
術後は腫れの問題でまぶたの開けづらさを感じたり、まぶたの開け方が変わったことで違和感を感じることはありますが、麻酔が切れた後に強い痛みを感じることはほとんどありません。
切開法の場合は皮膚を切開し、中の組織を扱っているので麻酔が切れた後の痛みは埋没法よりも強く出ることが多いです。
しかし二日以上強い痛みが続くことは稀で、ほとんどの場合は翌日には痛みが軽減していることがほとんどです。
術後の痛みを緩和させるには?
二重整形の場合、多くの方は翌日〜翌々日までに痛みが引きますが、万が一に備えて痛みを緩和させる方法をご説明致します。
痛みを緩和させる方法①痛み止め
術後は埋没法・切開法に限らず飲み薬の痛み止めを処方いたします。
痛みを感じる状態で我慢すると後出血の原因になったり、内出血や腫れを悪化させますので痛みを感じたら我慢せずにすぐ服用してください。
お薬の効果が出るまで30分程度かかる場合もありますので早めの服用をおすすめいたします。
ご帰宅されたタイミングで一錠内服されてもよろしいかと思います。
痛みを緩和させる方法②冷やす
術後は患部を軽く冷やすことも痛みの緩和につながります。
保冷剤などを薄手のタオルなどに包んでからまぶたに優しく当ててあげましょう。
冷やすことで血管が収縮しますので腫れや内出血を軽減させる効果もあります。
冷やしすぎや、直接保冷剤を当てて冷やしたりすることによる凍傷には十分気をつけてください。
冷やす期間はだいたい術後3日間を目安にするとよいでしょう。
術後のダウンタイムについては下記の記事をご参考ください。
術後の痛みを悪化させる行動とは?
整形手術において、やると痛みが悪化してしまうことも多く存在します。
一日でも早く腫れや内出血を引かせるためには以下の行動にお気をつけください。
①激しい運動や飲酒、長時間の入浴
激しい運動をしたりお酒を飲んだり長風呂したりすると血流が良くなり痛みや腫れ、内出血が悪化します。術後1週間程度、いわゆるダウンタイム中は身体を温めるような行為は避けるようにしましょう。
②まぶたをこする
傷に刺激を与えると痛みや感染の原因になりますので控えましょう。
洗顔は可能ですが傷の周囲は優しくお湯で流す程度にしてください。
痛みを感じやすい人の特徴
手術に対する不安が強い方、ストレスを感じやすい方は比較的痛みを感じやすい傾向にあると考えられます。
何をさせるかわからない状態や、いつ注射されるかわからない状態だと、どうしても緊張して体がこわばってしまうため、刺激に対しても敏感になってしまいます。
できるだけリラックスした状態で手術を受けることが痛みを感じにくくなる1番の方法になります。
弊社リゾナスフェイスクリニックでは入念なカウンセリングにより、
患者様に合った最適な施術をご提案させていただきます。無料カウンセリングは下記のボタンから。
痛みを極力抑える弊社の施術
弊社では手術や麻酔の際の痛みを極限まで減らすために、以下の対策をしております。
極細の注射針を使用
当院で使用している注射針は世界で最も細いとされている34G(外径0.18mm)の注射針です。
この針はもともとは糖尿病やホルモンの病気で毎日注射を打たなければならない方のために開発されたものです。
針は細ければ細いほど刺入時の痛みが軽減されますので、今現在最も痛みの少ない注射針と言えます。
十分なカウンセリングと説明
リゾナスフェイスクリニック東京では一人一人の患者様に対して手術直前まで十分な時間をとってカウンセリングを行います。
手術の段取りに関しても不明点が全く無くなるように説明させて頂くことで、
できるだけ不安やストレスがない状態で手術を受けていただけるようにしております。
まとめ:入念なカウンセリングを受けましょう
手術において患者さんの心配事の大きな部分を占める痛みの問題ですが、
自分がされる麻酔や施術の内容を知っているのといないのでは心の準備に大きな違いが出てきます。
心の準備が、感じる痛みに大きく影響を与えますので、ご自分がどのような治療をされるのかよく説明してもらってから手術を受けるようにしましょう。
リゾナスフェイスクリニック東京では経験豊富な医師やスタッフがご来院からお帰りまでしっかりサポートさせて頂きますのでご安心下さい。
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