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この記事では「エステハイフと医療ハイフの違い」について詳しくご紹介致します。
切らずに引き締め、小顔効果、ほうれい線治療ができるため大人気の治療ハイフ。
治療範囲にはよりますが、施術時間も多くの場合30分以内で、お手軽な美容治療とされます。
最近はエステでもハイフ施術が受けられるようになっておりますが、本来「ハイフ」とは医療行為です。
医療行為、治療としては変化は得られやすいものの、合併症のリスクというものが生じます。
つまり深い知識、経験、厳重な安全管理でデメリットを最小限に、メリットを最大限にして、患者さんにお届けするのが医療です。
今回はエステハイフの効果と医療ハイフの効果の違いや危険性について記載いたします。
下記は医療ハイフとエステハイフの違いのまとめ表です。
項目 | 医療ハイフ | エステハイフ |
---|---|---|
・パワー/変化量 ・ダウンタイム ・安全性 ・デザイン性 ・効果の持続時間 ・痛み ・価格 | ほぼない とても安全 専門知識があるので良い 長い 痛い 高い | 強いない エステによる エステによっては悪化する 短い(ほぼない) 痛くない 安い | 弱い
- ハイフとは
- 医療ハイフとエステハイフの違いは?
- 効果がより出るのはどっち?
- エステハイフが医療ハイフより安い理由
- ハイフ施術例
- リゾナスフェイスクリニック東京のハイフの特徴
「自分は医療ハイフとエステハイフのどっちを受ければいいか分からない!!」という方向けに記載していきます。
この記事を読めばあなたもハイフマスターです!!
ハイフとは
ハイフとはHigh Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)の頭文字、HIFUのことです。
切らない治療ではアプローチできない深い層にしっかり熱を届けることで、
- 組織を引き締め
- たるみや肌ハリ
- 目の開けやすさの改善
- リフトアップ
などが期待できる治療です。
※ハイフの歴史
美容外科や美容皮膚科で受ける医療ハイフとエステサロンのハイフの違いを紐解く鍵は、ハイフ開発の歴史にあります。
世界初のハイフは1942年の論文で発表されたものです。
その後研究が進んでいくのですが、この当時のハイフは美容目的ではなく、脳腫瘍や肝臓ガンなどの腫瘍を焼灼し、治療するためのデバイスとして研究されていました。
研究過程で腫瘍に対するダメージよりも治療後のコラーゲン生成の促進効果がより高いことが判明し、美容医療への応用が進みました。
実は現在でもメジャーではありませんが、子宮筋腫や前立腺肥大などの治療としてハイフが用いられることもあります。
医療ハイフとエステハイフの違い
医療ハイフとエステハイフは全くの別物です。
しかし、インターネット広告などの限られた情報だけを見て判断しなければならないため、
医療ハイフかエステハイフか分からない状態で問い合わせてしまうことも多いようです。
医療ハイフとエステハイフを簡単に見分ける方法は無いの??
という方のために、医療ハイフとエステハイフを見分ける方法は下記の記事でご紹介しております。
下記は医療ハイフとエステハイフの項目別の違いです。
項目 | 医療ハイフ | エステハイフ |
---|---|---|
・パワー/変化量 ・ダウンタイム ・安全性 ・デザイン性 ・効果の持続時間 ・痛み ・価格 | ほぼない とても安全 専門知識があるので良い 長い 痛い 高い | 強いない エステによる エステによっては悪化する 短い(ほぼない) 痛くない 安い | 弱い
下記でそれぞれ、1つづつ丁寧に解説致します。
焦点温度・出力/パワーが違う、変化量が違う
ハイフの仕組み上、ハイフが持つポテンシャルを全て引き出すには腫瘍が焼けるほどの熱エネルギーが必要ということです。
ある種、患者さんのお顔にダメージを与える、傷つけることとなり、手術のメスや美容室のハサミと同じく、有資格者にのみ許される行為です。
エステティシャンは国家資格ではありませんので、誰でも施術可能なパワーしか出力することが出来ません。
裏を返せばお顔に反応が出るほどの出力では治療できません。
つまりエステハイフは出力を落として施術をすることになるためシンプルに効果が落ちるといえます。
ダウンタイムが違う
前述のパワーの違いは効果、変化量のみならず、ダウンタイムの長さ、短さにも繋がります。
皮膚の内部を焼く治療である以上、腫れや筋肉痛、赤み、肌の乾燥などのダウンタイムが生じる可能性があります。
機器による多少の差はあれど、焦点温度は60度前後であり、黒コゲにするわけではありませんので、その点はご安心を!!
つまり大まかにいえば、強めの出力を加える医療ハイフの方がダウンタイムは長くなります。
とはいえ、かなりしっかりとした施術を行う当院のドクターハイフでもほとんどの方はダウンタイムを感じないか、
あっても2−3日のむくみを感じる程度で、メイクなどで十分対応可能です。
ただしごく稀に1−2週間ほど続く腫れが生じてしまう方がおり、必ず改善するものの、ダウンタイムを気にされる方にとっては注意が必要です。
本来、内部を焼かないエステハイフでは理論上、ダウンタイムは短い、ではなく生じないはずなのですが、
一部のエステハイフではダウンタイムが発生するようです。
ハイフのダウンタイムについての詳細は下記の記事で解説しておりますので、ご覧ください。
安全性が違う
エステサロンであってもダウンタイムが発生するような、高い熱エネルギーを発する機器を用いてしまっていることがあるそうです。
当然、神経走行などの解剖学的知識が不十分な施術者による照射となるため、神経障害や熱傷などの合併症、トラブルの危険性が高まります。
実際のところ、後遺症が残るようなハイフ治療トラブルが発生しているため、消費者庁がエステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故による事故等原因調査を行なっています。
最悪の場合、一時的な合併症ではなく、後遺症となってしまうリスクもありますので、安全管理の重要性については患者さんとしてもよくご理解いただく必要があります。
デザインが違う
安全面のみならず、効果においてもハイフはただ当てれば良い、照射すれば良いというものではありません。
ハイフの効果のカテゴリーは引き算、切らない引き締め術です。
エイジングの変化に置いて、コラーゲンがゆるむ、たるむという変化があるので、ハイフはエイジングに有効ということになるのですが、同時に組織の萎縮、特に皮下脂肪の痩せも起こるのが老化です。
典型的には頬のコケやこめかみの痩せなどの治療デザインとしては「足し算で治療すべき箇所」を、
マニュアル的にハイフ照射してしまうと、引き締まったがコケが悪化した、若返りを狙ったはずなのに逆に老けて見えるようになってしまいます。
引き締め効果を最大限にするのみならず、お顔のどの場所を引き締めるかについても知識、経験が必要なのです。
当院のドクターはお顔の専門医として様々な施術をご担当しています。
その知見、技術を生かした適切なハイフのデザイン、効果の設計がご提供可能です。
効果の持続が違う
知見のある美容整形外科医が行うドクターハイフの場合、多くの施術は必要ありません。
毎月、ないしは数カ月に1回の施術を進めているケースを耳にしますが、ハイフは内部に熱刺激を与え、熱刺激からの回復を利用している施術です。
故に、適切な刺激を与えた後は十分な回復期間を開ける必要があり、むやみに回数を重ねる必要はありません。
しっかりとしたハイフであれば、個人差はあるものの、直後から引き締まりの効果を実感でき、施術後1−2か月で効果のピークを迎えます。
当院のハイフの場合、最低3か月を開ければ繰り返しの施術を受けることが可能ですが、基本的にはたるみの程度に応じて、半年から1年に1回の施術を目安にご案内しております。
痛みの管理が違う
ハイフの効果には十分な出力、熱エネルギーが必要というお話をしました。
痛ければよいというものではありませんが、施術の原理上どうしても効果と痛みが比例する部分がございます。
エステハイフの場合、痛みは我慢していただくしかないのですが、
医療機関でハイフを受けられる場合に薬材の併用、つまり麻酔のご利用が可能です。
麻酔にも様々な種類がありますが、当院のドクターハイフは医師が付きっきりでの施術ですので、安全管理を徹底した上で、
- 塗る麻酔+笑気麻酔(鼻で吸う麻酔)で行うパターン
- 上記+静脈麻酔(点滴で眠る麻酔)を追加して行うパターン
の2種類の選択が可能です。
痛みに強い方は塗る麻酔とお鼻の麻酔で十分施術可能ですが、静脈麻酔を用いることで痛みが怖い・不安な方、痛みに弱い方でも苦痛がほとんどなくハイフを受けていただくことが可能です。
価格が違う
一般にエステ施術よりもクリニック施術のハイフの方が料金は高くなります。こちらの詳細は後述します。
効果がより出るのはどっち?
ご説明をまとめると、しっかりとした医療ハイフの場合、
パワーが高いため引き締まりの変化量自体が大きく、適切なデザインにより顔痩せを避け、引き締めたいところを引き締めることができ、得られた効果の持続もより長く続きます。
ただし注意が必要なのは、「効果がより出るのはどっち?」というご質問の答えは、【しっかりとした】医療ハイフです。
つまり、医療資格があれば強い熱エネルギーをお顔に届けることが許可されますが、
当然資格のみならず、ハイフ治療に対する専門的知識や経験がなければ安全に攻めたハイフを施術することはできません。
なかなか全てを医療ハイフと一括りにすることはできず、病院によって施術の方針、方法が異なりますので注意が必要です。
エステハイフが医療ハイフより安い理由
お客様、患者様が支払う価格を分析しますと、(価格)ー(コスト)=(利益)となります。
利益の部分は患者様ひとりひとりに時間をかけるのか、薄利多売を目指すのかで、施設ごとに違いが生じるため、サロンごと、クリニックごとの価格の違いに繋がります。
とはいえ一般論として医療ハイフがエステハイフより高価となる理由は、引き算の部分であるコストです。
このコストには、機器や物品のコストと人件費が含まれます。
医療用機器というのは通常の機械より、一層安定した品質、厳密な管理が求められますので、どうしても使用していくために必要なお金は高くなります。
また経営者からすると、エステティシャンは国家資格ではありませんので誰を雇用しても施術を担当してもらうことが可能ですが、医療ハイフの場合は看護師、もしくは医師が施術せねばなりません。
そのため価格の相場はエステハイフ<ナースハイフ<ドクターハイフの順で高くなる傾向にあります。
要するに、ハイフを「安い治療」と謳っているエステは危険性も高いということが多いです。
ハイフの施術例
リゾナスフェイスクリニック東京で顔に施術したハイフの施術例です。
お顔のたるみが気になる箇所にハイフを当てると下記のように引き締まりを体感できます。
口横部分の施術例
施術前(左画像)/2か月後(右画像)
気になされていた口横部分のたるみがグッと引き締まりました。
フェイスラインの施術例①
施術前(左画像)/1か月後(右画像)
フェイスラインを中心に引き締まり、小顔の印象に。
フェイスラインの施術例②
施術前(左画像)/3週間後(右画像)
口横もあご下も引き締まり、フェイスラインがよりはっきりしました。
骨切り後のブーストハイフの施術例
骨切り術前(左画像)/術後2か月(ハイフ処置前:真ん中画像)/ハイフ後2か月(右画像)
こちらは骨切り後のブーストハイフのモニター様です。お肉がお顔の中心に向かって引き締まるような印象です。
リゾナスフェイスクリニック東京のハイフ
リゾナスフェイスクリニック東京では、医師が患者さん個々のお顔に応じたテーラメイド照射を行なっており、従来のマニュアルによる画一施術では実現できない効果を引き出します。
患者様一人ひとりに最適なご提案をさせていただきます!!
ハイフにおいて重要なのは、
- 三次元的な解剖学的知識
- 適切なショット数
- 出力の判断
- お顔の治療デザインに関する経験、センス
以上の4点です。
当院はお顔治療の専門集団として数多くの外科手術を手がけており、外科手術で得られた解剖学的知見や豊富な治療デザインの経験をハイフにも活かしています。
具体的には精度の高い施術で、各種カートリッジ(4.5mm, 3.0mm, 2.0mm)を使い分け、SMAS(筋膜)、脂肪層、真皮などの適切な部位・深さにアプローチすると同時に、神経麻痺などの合併症リスクを低減します。
また、たるみ・ゆるみがある一方で組織の痩せ・萎縮にともなう頬コケなどが気になる方でも、
診察後、患者さん個々のお顔全体を把握した上で、施術デザインや照射方法をテーラーメイドしていきますので、安心してハイフを受けていただくことが可能です。
また、心配される方が多い施術の痛みについても、当然医師が付きっきりでの治療となりますので、静脈麻酔を含めた麻酔の選択が可能です。
ハイフの施術部位
施術部位は
- フェイスライン
- 目周り
- 人中
- 首
がご選択可能です。
一般に全顔ハイフという場合の施術部位は当院のメニューでいうフェイスライン+目周りになります。
フェイスラインのみならずどの部位も施術法を追求したこだわりのハイフになります。
おすすめはブローリフト
目周りは目の開けやすさや目元のハリの向上、シワの解消、クマの予防などの効果があります。
海外ではブローリフトとも言われ、切らない前額リフトのイメージです。
専用の2.0mmmカートリッジを用いることでこめかみやおでこが痩せる副作用の心配なく治療が可能です。
人中ハイフについて
人中ハイフは切らないリップリフトの代表治療です。
年齢とともに伸びる人中をグッと引き締めることが可能です。
リゾナスフェイスクリニック東京オリジナルの照射法を用いており、患者さんのご満足度も高いメニューですが、痛みが強いためハイブリッド麻酔の使用をオススメしています。
首まわりのハイフ
顔以外の身体などにもハイフは適応可能です。
リゾナスフェイスクリニック東京の顔以外のこだわりメニューとして首のハイフがございます。
肌ハリ、弾力を高める効果を前面に出す様な照射法でご治療いたします。
縦ジワが強い方にはボトックス注射との同時施術がオススメです。
まとめ
患者様のお悩みやご希望、お顔に応じて最適なメニューをご提案致します。
まずはあなたのお悩みを無料カウンセリングにてお聞かせください。
あなたがキレイになって人生を楽しめるために最善のご提案とサービスをご提供致します。
カウンセリングでお待ちしております。
無料カウンセリング予約は下記のボタンから(LINE予約の方がスムーズにご予約いただけます。)
また院長を筆頭に骨切り患者さんの診療も多く行なっているため、プレートなどの金属がお顔にある方でも施術が可能です。
特に骨切り後2〜4か月のフェイスラインハイフはブーストハイフといって、手術の展開(骨切りのため骨を露出すること)のため浮かせた顔の軟部組織が骨に再接着していくことを促進する面があり、より高い引き締まり効果が得られるボーナスタイム施術です。
他院にて骨切り手術を受けられた患者さんも執刀医の許可が得られていれば術後3か月から当院のドクターハイフをご案内できます。
ドクターハイフの詳しい内容は下記の記事からご覧ください。
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