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この記事では「クマ取り手術のダウンタイム」について詳しくご紹介致します。
適切なダウンタイムの過ごし方や症状を抑える方法をご紹介しつつ、事例を紹介し、今のあなたのダウンタイムの症状が適切かどうか見比べてみてください。
この記事の内容
- クマの治療によってダウンタイムは変化する
- ダウンタイム中の過ごし方
- 施術別のダウンタイムの症状を事例付きで解説
尚、クマ取りについて既に理解されており、
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目のクマ取り手術についてのダウンタイムは、患者さんの個性(腫れやすい・腫れにくい、内出血しやすい・しにくい)や体調にもよりますが、やはり治療の特性、手術の複雑さなどにもっとも左右されます。
今回はその一般的な期間と経過について説明します。
クマの治療によってダウンタイムは変化する
クマ取りのダウンタイムは治療方法によって変わってきます。
クマ取り治療方法別ダウンタイム
- ヒアルロン酸の場合→基本的に、治療直後から普通の生活を再開可能/治療後には一時的な腫れやあざ、赤みが出る可能性あり
- 脱脂の場合→2、3日目をピークに目の下が腫れぼったくなり、12週間前後のうちに大体の腫れは消失することが多い
- 裏ハムラの場合→2,3週間要することが多い
- 表ハムラ(切開ハムラ)の場合→クマの治療のなかでも最もダウンタイムが長く必要
- 脂肪注入の場合→術後半年から1年が完全な完成
- PRPFの場合→目立つ腫れは1週までに落ち着く
それぞれの施術ごとに詳しく解説致します。
ヒアルロン酸の場合
クマ治療の中では最もお手軽なものの一つ、ヒアルロン酸。
注射は比較的迅速に行われ、大抵の場合、15分から30分程度で完了します。
ダウンタイムとは、治療後の回復期間のことを指し、具体的には生活に戻るまでの時間を意味します。
目のクマ治療にヒアルロン酸を使用する場合、そのダウンタイムは比較的短いです。
基本的に、治療直後から普通の生活を再開することができます。
メイクも直後から、シャワーも当日可能です。
しかしながら、治療後には一時的な腫れやあざ、赤みが出ることがあります。
腫れやあざ、赤みなどは、注射による微細な刺激によるもので、多くの場合、数日から一週間で自然に治まりますし、メイクでカバーできるものがほとんどです。
脱脂の場合
下眼瞼眼窩脂肪除去、通称脱脂術は外科的手術であり、
- 痛み
- 腫れ
- 内出血
- 感染
のリスクなどがあります。
ただ、経験豊富な美容外科医が丁寧に脱脂術を行った場合のダウンタイムは多くの患者さんが想定されているより軽微であることがほとんどです。
具体的には2、3日目をピークに目の下が腫れぼったくなり、涙に薄く血が滲む(術中の少量の内出血が涙に溶け出すため。再出血ではない。)程度で、12週間前後のうちに明らかな腫れは消失してしまうことが多いでしょう。
1週間後にはバレずに人前に出れることも多いです。
とはいえ、脱脂術単独で改善できる目のクマのほとんどは20代の患者さんです。
目の下のふくらみのみならず、加齢にともなう目の下の痩せが生じていることが多いため、
脱脂術のみだとふくらみはよくなったけど、若返って見えない…
ということになりがちです。
その場合脂肪注入との組み合わせが必要になりますので、ダウンタイムが脱脂術より長い脂肪注入に引っ張られます。
そちらについてはこの後ご説明します。
裏ハムラの場合
裏ハムラとは、脱脂術の発展系治療です。
皮膚の裏側、結膜からふくらみに対してアプローチします。
脱脂でなくハムラを選択する目的は様々でして、ハムラと名がつきつつ、外科医によって細かい操作が異なるため、一括りにすることが難しいのです。
しかし、基本的には上記の図において水色で示されている靭帯部分を外し、クマの一部となっている食い込みを治療することが目的です。
ダウンタイムのお話に戻りますと、裏ハムラは脱脂術と比較して、侵入距離つまり手術で触る範囲(剥離範囲といいます)が広くなるため、侵襲が大きくなります。
そのため脱脂術よりは腫れ、内出血などが強くなるのが通常です。
まれではありますが、結膜浮腫といって白目がゼリー状に浮腫んでしまうことがあります。
内部処理によってリンパの流れが一時的に悪くなるため起こるもので、見た目が気になる以外には視力など機能に影響はありません。
ただ生じてしまった場合には人前に出にくいダウンタイムの時期が延長することとなります。
この場合は改善するまでに2,3週間要することが多いです。
表ハムラ(切開ハムラ)の場合
表ハムラは皮膚、眼輪筋を切開し、表側からハムラで処理する部分にアプローチする手術です。
皮膚の傷は抜糸が必要ですし、クマの治療のなかでも最もダウンタイムが長く必要となる治療です。
脂肪注入の場合
脂肪注入の場合、定着率の問題がダウンタイムに大きく関わります。
今まで紹介した治療は手術における*侵襲で顔が腫れることによるダウンタイム、もしくは傷に伴うダウンタイムでした。
※侵襲:生体を傷つけること
定着率というのは移植した脂肪が新しい場所で生き続け、定着する割合を指します。
定着率はさまざまな要素によって影響を受けます。
手術の技術、注入する脂肪の量、患者の健康状態などがその要素となります。
特に顔への脂肪移植では、一般的には約50%から70%の脂肪が定着すると言われています。
つまり、全ての移植脂肪が生き続けるわけではありません。
全ての移植脂肪が生き続けられない理由は、移植された脂肪が生存するためには、新しい場所で新しい血管から血液供給を確保する必要があるからです。
すべての脂肪細胞が新たな血管と繋がるわけではないのです。
そのためお顔の痩せに対して、外科医は最適な足し算量を見積もった上で、注入脂肪の定着率を見越して少し多めに脂肪を注入することが必要となります。
つまり多めに注入する脂肪がダウンタイム中は余計な腫れとして感じられるのです。
目安として術後2週間までは不自然感があり、1か月をすぎれば違和感はなくなりますが、お顔が太ったような浮腫み感となります。
3か月でほぼ完成のボリューム状態に近くなり、術後半年から1年が完全な完成です。
ここで残ってくれた脂肪はその他何もしていない場所の脂肪と同様の年齢に伴う痩せの変化は起こりますが、ヒアルロン酸などのように月単位で吸収され失われていくことはありません。
文字通り半永久の効果が得られる治療です。
PRPFの場合
PRPFは患者さんご自身から採血した血液を遠心分離し、血清成分のみを取り出し、さらにこの血清成分を遠心分離機にかけPRP(多血小板血漿)を作成します。
そこへb-FGF(線維芽細胞増殖因子)を適正な微量添加します。
このように作成したPRPFを皮下に注射します。
PRPFは生理的な反応により1ヶ月ほどで主に脂肪に置き換わるという、再生医療による治療です。
また、下記の動画で私、松浦がPRPFについて解説しております。
細かい点についてはここでは割愛しますが、ダウンタイム少なく脂肪注入のような効果が得られる治療です。
持続は脂肪注入よりは短く約5年です。
注入後2、3日までは腫れ、圧迫すると鈍痛がありますが、次第に落ち着き、目立つ腫れは1週間までに落ち着きます。
ヒアルロン酸と同等、もしくはそれより少し強めの内出血が生じますが、手術と比べるとかなり軽度です。ボリュームの完成は1か月後です。
また、クマ取り整形に失敗しない方法は下記の記事でご紹介しておりますので、是非ご覧ください。
無料カウンセリングでは患者様のご希望をお伺いして、オーダーメイドの治療をご提案致します。
クマ取りのダウンタイム中にやってはいけないこと
クマ取りのダウンタイム中にやってはいけないことは以下の通りです。
クマ取りダウンタイム中にやってはいけないことリスト
- 喫煙する
- 飲酒する
- 激しい運動をする
- お顔のマッサージ
下記で一つづつ詳しく解説致します。
喫煙する
タバコを吸うことはダウンタイム中に最もやってはいけないことの一つです。
タバコに含まれる化学物質が体内に取り込まれると、血管が収縮します。
血管が収縮すると、血流が制限され、必要な酸素や栄養素が傷口に届きにくくなります。
傷口の修復には十分な酸素と栄養が必要ですから、この血管の収縮は傷の治りを遅く、悪くします。
さらに、タバコを吸うと血中の酸素レベルが下がります。
これは、タバコに含まれる一酸化炭素が酸素よりも強く血液に結合し、血液が酸素を運ぶ能力を低下させるためです。
酸素が少ないと、新しい細胞を生成し、傷を修復する身体の能力が低下します。
よって、喫煙は傷の治りを遅くし、感染のリスクが増え、治療期間が延び、痛みが長期化します。
また、傷が完全に治らない場合や、治るとしても傷跡が残る可能性が高まります。
飲酒する
飲酒に関しては最終的な仕上がりに喫煙ほどは影響はしませんが、やはり腫れや内出血の悪化に繋がります。
アルコールは血管を拡張させる働きがあります。
特に術後早期は後出血といい、後から再出血してくるリスクが高まります。
加えて、アルコールは睡眠の質を悪化させることが知られています。
睡眠は身体の修復と再生に非常に重要であり、質の良い睡眠を取ることは傷の治癒を助けます。
傷の治癒を邪魔をされてしまうということは、傷の治癒過程が妨げられてしまうのです。
特に最初の1週間は禁酒、1か月は節酒に努めてください。
激しい運動する
運動時の血圧は正常時の血圧から100mmHg以上上昇していることもあります。
特に筋トレなど力むような運動は瞬間的に大きく血圧が高まる可能性があります。
術後早期の状態は傷ついた血管は手術操作で止血されていたり、血餅といって正常な血の塊で修復反応として塞がれている状態です。
それが傷の治癒と同様、次第に丈夫なコラーゲンで置換されていくわけですが、まだ完了していない状態で、血圧が高まると後出血のリスクが増します。
術後1か月は激しい運動を控えるようにしましょう。
お顔のマッサージをする
余計な外からの負荷は逆に腫れや内出血の悪化に繋がります。術後1か月はお顔のマッサージを控えましょう。
我慢は辛いですが、術後のリスクを最小限に抑えて理想のお顔を目指しましょう。
クマ取りダウンタイム中に行った方が良いこと
反対にクマ取りダウンタイム中に行った方が良いことは以下の通りです。
クマ取りダウンタイム中に行った方が良いこと
- クーリングする
- 温める
- ウォーキングをする
- 傷がある場合には湿潤環境を保つ
行うべき時間の目安なども含めて解説致します。
クーリングする
重要なのは冷やし過ぎないこと、術後48時間までに止めることです。
よく氷嚢などで冷やしてしまう方がいらっしゃいますが、そこまで冷却してしまうと細胞にとっては冷たすぎるため逆効果です。
治りが悪くなってしまいます。
濡れタオルを患部にあて、気化熱で熱を奪うような優しいクーリングが最適です。
温める
術後48時間以降はホットタオルで温め、循環をよくすることが腫れ、内出血を早く引かせる秘訣です。
タオルの温め過ぎによる火傷には注意しましょう。
ウォーキングする
血圧が上がってしまうような運動は控えるべきですが、おだやかにふくらはぎを動かし、そのポンプ機能で循環を活性化し、お顔の浮腫みを早く引かせることができます。
術翌日以降、1日2回、1回20分行うのがオススメです。
傷がある場合には湿潤環境を保つ
昔々、傷は乾燥させるべきと言われた時代がありました。
現代でも状況に応じて乾燥させて傷を管理することもないわけではないですが、それは特殊な状況に限られます。
基本的な美容医療の状況においては、術後ワセリンなどでケアをし、湿潤環境を保つことがもっとも傷を綺麗に治すことにつながります。
傷が乾燥すると表面が硬くなり、新しい皮膚が形成されにくくなります。
これが傷の治療を遅らせるのです。
かさぶたができないぐらいの状態を目安に、とはいえ清潔に保ちながら、湿潤ケアを行いましょう。
特に術後48時間が重要で、抜糸翌日まで続けましょう。
ダウンタイムを考慮した術後のスケジュールを立てておくこともオススメです。
クマ取りのダウンタイムの症例写真
下記の症例写真は様々な施術方法でクマ取り治療を行った方々のダウンタイムの症例写真です。
治療別ダウンタイムの経過写真
- 脱脂術単独の場合
- 裏ハムラ単独の場合
- 表ハムラ・裏ハムラを受けた方の場合
- 脱脂と脂肪注入の組み合わせ施術の場合
脱脂術単独の場合
上の写真は脱脂術単独でクマ治療を行った患者さんです。
術後1週間の時点でも腫れや内出血があまり目立ちません。
裏ハムラ単独の場合
こちらは裏ハムラを単独で行った患者さんです。
脱脂術単独と比較すると術後1週間での腫れが強いのがお分かりになるかと思います。
表ハムラ・裏ハムラを受けた方の場合
上の写真は表ハムラ・切開ハムラを受けてくださった患者さんです。
1週間での内出血が強めに見られることと、術後1か月での下まつ毛の傷がなんとなくわかるのが特徴です。
この傷は通常2〜3か月でかなり目立たなくなり、半年から1年でほとんどわからないくらい綺麗に治ります。
脱脂と脂肪注入の組み合わせ施術の場合
上の写真は脱脂と脂肪注入の2つの施術を同時に受けてくださった患者さんです。
マスクで隠れる箇所の内出血や腫れではありますが、定着率を見越して少し多めにいれる脂肪の影響もあり、術後1週間ではまだ腫れが目立ちます。
個人差があるものの、これはおよそ2週間で不自然さが目立たなくなり、術後1か月では不自然ではないものの、少しふっくらしたような印象となります。
3か月をすぎるとほぼ完成。さらに半年から1年をかけてよりなじみ、完全な安定に到達します。
クマには個人差があるため、医師とのカウンセリングで最適な施術を考えましょう。
【当てはまっていたら危険】ダウンタイムで起こらないはずの症状
ものすごくまれで、滅多に起こるものではありませんが、放置してしまうと失明に至る怖い合併症に球後出血というものがあります。
眼球は眼窩という骨の凹みの中に、目の下のふくらみと一緒に入っている解剖になります。
しかし、切除した目の下のふくらみから術後に強い出血が生じると骨の凹みのなかで逃げ場なく留まることになります。
出血の圧が、目、特に眼球の後ろの視神経を圧迫することとなり、この圧が解除されない状態が長く続くと視神経がやられてしまい、最悪失明に至ります。
サインとしては
術後に現れる危ないサイン
- 片側のみ(両側同時にそのような稀な現象が起こることは考えにくいため)の急激な腫れ、内出血
- 視力の低下
などです。
違和感を感じた場合は、すぐに治療を受けたクリニックに連絡しましょう。
まとめ:信頼している専門医に聞いてみる
ご自身でダウンタイムについてのお悩みを解決できない場合は信頼している専門医に聞いてみることが最短の解決法です。
当院リゾナスフェイスクリニック東京は、お顔の専門医集団として、切らない治療から切る治療、皮膚治療から骨切り治療までをご提供する施設です。
パーツのみならず、お顔全体のバランスを含めた美のサポートをさせていただいております。
目のクマを改善させる治療に関しても、ハイフやヒアルロン酸などのお手軽治療から、ハムラ法を含めた高度な外科治療や、PRPFなどの再生治療もご提案でき、症状に対する効果としてのベストはもちろん、術後にとれるダウンタイム(内出血、腫れなどの解消にかかる時間)や費用・予算などのご希望もお伺いした上での最善治療をご提案させていただきます。
特に同じ治療であってもいかにダウンタイムを短くご提供するかにこだわっているのもリゾナスフェイスクリニック東京の特徴のひとつです。
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