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この記事では「鼻プロテーゼを入れた後の老後の影響」について詳しくご紹介致します。
鼻にプロテーゼを入れると将来メンテナンスがいる、という話はよく聞く話ですが、
具体的にどの時期にどのようなメンテナンスがいるか実際のところはどうなんでしょう?
老後、浮き出てしまうなどという怖い話がございますが、実際のところ、プロテーゼは老後へどのような影響があるのかをご紹介するとともに、症例画像もご紹介致します。
この記事の内容
- そもそも鼻プロテーゼ手術とは
- 鼻プロテーゼによって考えられる老後への影響
- 鼻プロテーゼの効果の持続期間
- 鼻プロテーゼで老後にトラブルを起こさないポイント
- 鼻プロテーゼ以外の方法
尚、鼻プロテーゼについて既に理解されており、
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「鼻プロテーゼ手術を受けたいけど老後が心配すぎる!!」という方向けに記載していきます。
そもそも鼻プロテーゼ手術とは
鼻プロテーゼの手術は眉間〜鼻先近くに医療材料であるシリコンのプロテーゼを挿入して鼻筋を高く、はっきりさせる手術で、隆鼻術と呼ばれたりします。
プロテーゼと聞くと、体内に異物を入れるということに抵抗があったり、心配だったりする方もたくさんいらっしゃると思いますが、
主に使われているシリコンという素材はもちろん医療用であり、異物反応が少なく安全と言われています。
美容外科で挿入するプロテーゼは、以前はL型と呼ばれる鼻柱までにおよぶ長いものが流行していましたが、現在はいろいろな問題が起こることが分かり使用されることはほとんどなくなってきました。
L型プロテーゼの危険性
具体的には拘縮によりアップノーズになったり、鼻先にまで挿入されたプロテーゼが皮膚を突き破って露出するなど重大な合併症が報告されるようになったからです。
現在はI型と呼ばれる、眉間〜鼻すじ(鼻先より少し上まで)に挿入するものが一般的で、こちらはL型挿入術後に起きるような大きな問題は起きていません。
長期的に見ても安全性の高いのはI型プロテーゼといえます。
もちろんリゾナスフェイスクリニック東京でもI型プロテーゼを採用しております!!
鼻プロテーゼによって考えられる老後への影響とは
鼻プロテーゼは安定した医療材料ですので、体内で腐ったり溶けたりといったことは基本的に起こりません。
しかし、異物である以上、体に影響を与える可能性は考えておく必要があります。
具体的には以下のような変化をする可能性があります。
老後への影響
- プロテーゼの形状がはっきりしてくる
- カプセルの石灰化が起こる
- 骨の吸収や軟骨の強度の低下
以下で詳細にご説明致します。
老後の影響①プロテーゼの形状がはっきりしてくる
厚いプロテーゼを入れたり、プロテーゼを入れて長い時間が経過すると、
- プロテーゼが裏から皮膚を押すこと
- お鼻の皮膚の加齢性変化
により皮膚が薄くなってきます。
結果として徐々にプロテーゼの形がはっきりしてきます。
皮膚を厚くすることはできませんので、場合によっては薄いプロテーゼや真皮脂肪などの自家組織への入れ替えが必要になる場合もあります。
また、皮膚が薄くなってくるとプロテーゼ特有の光り方をすることがあります。
ブルーライトで光ったりはしませんが、人工的な印象がでて不自然な場合がありますのでこれも何らかの処置が必要になってきます。
老後の影響②カプセルの石灰化が起こる
プロテーゼは術後しばらくするとカプセルという膜に包まれますが、
カプセルが長期間経過した後に石灰化する場合があります。
石灰化が進むと鼻すじにゴツゴツを触れたり、鼻すじの歪みを感じる原因になりますので、
違和感を感じた場合はすぐに担当医に連絡しましょう。
老後の影響③骨の吸収や軟骨の強度の低下
元々左右差があったり厚いプロテーゼを入れていたりする場合も長い経過で骨が吸収されたり軟骨の支えが弱くなったりして歪みを生じる場合があります。
歪みが目立って気になる場合は追加の処置が必要になってきます。
鼻プロテーゼの持続時間
鼻のプロテーゼの耐用年数を聞かれた時には、当院では20年くらいを一つの目安とお伝えしています。
もちろん人によっては入れて5年くらいで不具合が出てきたり、40年経っても問題ない、という場合もあります。
あくまで目安です。長いと感じるか短いと感じるかも人によって様々だと思います。
大前提の知識として、
プロテーゼは必ず一生持つものではないということを十分理解した上で手術を受けることが大切です。
鼻プロテーゼ手術の流れ
鼻プロテーゼを入れるまでの手術の流れは以下の通りです。
実際の手術では、いわゆる静脈麻酔を行いますので、患者様はほぼ寝ている状態で手術が行われることが多いです。
静脈麻酔後、切開部位のお鼻の穴の中(通常は右側)に局所麻酔の注射を行います
メスやハサミで5mm程度入れ、骨の膜の下にトンネルを作成します。
手術前に理想のお鼻の形をカウンセリングし、事前に作成した一人ひとりに最適化されたプロテーゼを挿入し、挿入後は形を調整します。
(場合によってはプロテーゼに通した糸を皮膚側に貫通させることでプロテーゼがずれないように固定を行うこともあります。)
最期に粘膜を縫合して終了です。粘膜を縫合することにより、傷跡は外からは見えない位置になりますので傷跡が原因でバレることはありません。
鼻プロテーゼがバレてしまうということについては下記の記事で詳しくご説明しておりますので、ご覧ください。
鼻プロテーゼ手術後
術後は必要に応じて1週間程度ギブスを装着します。
お鼻の傷は外から見えず、また溶ける糸で縫合しますので抜糸の必要はありません。
個人差はありますが、術後の痛みは2、3日、腫れ・むくみや内出血は概ね2週間程度で落ち着いてきます。
全体的な流れが分かると恐怖感も少し軽減されますよね!
鼻プロテーゼ手術で失敗しないための注意点
鼻プロテーゼ手術で失敗しないためには欲張らずにご自身と向き合い、入念にカウンセリングを受けることが大切です。
下記で注意点を詳しく解説致します。
注意点①無理なデザインやサイズのプロテーゼを入れない
せっかく手術するのですから自分の希望通りに変わりたい、と思うのは当然のことですが、
美容外科手術も医療なので当然リスクやデメリットが存在します。
無理なデザインを希望することでどのようなリスクやデメリットが起こりうるのかは十分に理解して手術を受けることが必要です。
もちろん無理な手術をおすすめしない、技術が高く経験豊富で信頼できる美容外科クリニックで手術を受けるということも重要です。
カウンセリングが短くあまりお話を聞いてもらえないようなクリニックで手術をするのはおすすめしません。
注意点②何か違和感を感じたらすぐに専門医へ相談する
基本的には一度プロテーゼを入れてしまえば半永久的なプロテーゼにも、
- 骨が吸収される
- カプセルが石灰化する
- 皮膚が薄くなる
という問題が起こる可能性があります。
早期に対応すれば大きな問題にならないこともありますので、何かおかしいな、と思ったらまずはすぐに担当医に連絡することが大切です。
担当医が見つからない場合は、お鼻の修正手術まで行っているような技術力の高いクリニックにご相談されることをおすすめします。
リゾナスフェイスクリニック東京では経験と知識が豊富な専門医が在籍しておりますので、ぜひ一度無料カウンセリングにいらしてみてください。
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鼻整形の症例画像
下記ではリゾナスフェイスクリニック東京橋口が担当した鼻整形の症例写真をご紹介致します。
鼻プロテーゼの症例写真
鼻先を細くすると輪郭(骨格)とのバランスが気になるとのことでしたので、鼻すじを整えつつ中顔面の立体感を出すことに主眼を置く治療を行いました。
写真は術直後ですが、横顔のカーブが整いました。
リゾナスフェイスクリニック東京では一人ひとりに合った施術をオリジナルでご提案致します。
鼻プロテーゼ挿入以外の方法
鼻すじを整える手術はプロテーゼだけ、というわけではありません。
ヒアルロン酸をはじめとする色々な人工材料もありますし、肋軟骨(胸の軟骨)や耳介軟骨(耳の軟骨)などの自家組織を移植することで鼻すじを形成する手術もあります。
自家組織移植とは
「自家」とは、「自分の体の組織を使って」という意味です。
他人や他の動物からではなく、自分の身体から組織を採取して別の場所に移植を行います。
お鼻に移植する組織として代表的なものは
- 耳介軟骨(耳の軟骨)
- 鼻中隔軟骨(お鼻の奥の方の軟骨)
- 肋軟骨(胸の軟骨)
- 真皮脂肪
などが挙げられますが、それぞれメリットデメリットがあり、状況によって使い分けることになります。
自家組織移植のメリット
自家組織のメリットは以下の通りです。
- 異物反応がない
- 落ち着いてしまえばメンテナンスがいらない
- 感染リスクが低い
- 露出するリスクはほぼない
一つづつご紹介していきます。
メリット①異物反応がない
自分の組織を使用するので、当然異物反応やアレルギーおよび拒絶反応などは起こしません。
メリット②落ち着いてしまえばメンテナンスがいらない
プロテーゼで起きるような、石灰化や位置がずれたりするリスクは基本的には起こりませんので、入れ替えなどのメンテナンスも不要になります。
メリット③感染リスクが低い
異物であるプロテーゼに比べて自分の組織を使用する自家組織移植は感染リスクが低く、また、万が一感染した場合も抗生物質の効果が出やすいため、より安全性が高いと言えます。
メリット④露出するリスクはほぼない
自家組織を移植した場合でも移植した場所によっては皮膚が薄くなり軟骨の形が浮き出るリスクはありますが、
プロテーゼのような異物のようにそのまま皮膚を突き破って露出するといったことはほぼありません。
自家組織の症例写真
ご自身の軟骨は小さく支えも弱かったため、肋軟骨でしっかりと鼻中隔延長し、鼻先の位置を前方に移動させました。
お鼻の高さは軟骨の吸収を考えてやや多めに設定しています。
おでこから眉間のラインは変えず、鼻すじは滑らかに鼻先に立ち上がるように形成しました。
陥凹した鼻翼基部には細かく砕いた肋軟骨を移植して小鼻をベースから持ち上げています。
自家組織移植のデメリット
もちろん自家組織移植にもデメリットは存在します。
以下が自家組織移植についてのデメリットです。
- 別の場所に傷ができる
- 吸収される
- 技術が必要
一つづつご紹介していきます。
デメリット①別の場所に傷ができる
自家組織を移植する場合、組織を採取するときにできる傷は可能な限り目立ちにくく小さくなるように工夫を行いますが、
お鼻の中から採取できる鼻中隔軟骨以外は、別の場所に傷ができてしまいます。
また、肋軟骨などの大きな軟骨を採取した場合は術後しばらく痛みが続く可能性があります。
デメリット②吸収される
移植される組織は一度血の巡りから切り離されて新しい場所に移植され、時間をかけて血の巡りが再開するため、その間に一定量の吸収は必ず起こります。
吸収率は移植する組織や移植する場所、ご本人のご年齢やお持ちのご病気など色々なものに影響を受けるため完全に吸収率を読み切ることはできません。
その点、プロテーゼは移植後に厚さや大きさが変化しませんので術後の変化量を予測しやすいといえます。
デメリット③ 技術が必要
自家組織でのお鼻の手術は、多くの場合鼻すじだけではなく鼻先の高さを高くしたり団子鼻を解消したりといったお鼻全体のお悩みを解決するために行われることが多いのが実際です。
組織採取部の傷の問題や吸収の問題ももちろんですが、お鼻の手術はその立体的な構造から手術の難易度が高く、術者には高度な技術と経験が求められます。
手術を受ける際は信頼できるクリニック、医師にお願いするようにしましょう。
鼻プロテーゼ以外の方法もたくさんあるので、ご自身に合ったものを選択すると老後の心配も減るかと思われます。
少しでも違和感を感じたら
鼻プロテーゼ手術自体は短時間で負担も少なく感じる変化も大きいためとてもいい手術ですが、注意点もたくさんある手術です。
気軽に受けてあとで後悔した、とならないように、リスクや長期的な経過を十分理解した上で、技術力のある信頼できるクリニックで手術を受けることをおすすめします。
リゾナスフェイスクリニック東京では安心して手術をお受けいただけるよう医師がカウンセリングのお時間をしっかりお取りし、
シミュレーションを用いて患者様のお顔のバランスにあったプロテーゼをご提案し、患者様とイメージを共有した状態で手術を行なっています。
もちろんプロテーゼ以外の、自家組織(肋軟骨、耳介軟骨など)やヒアルロン酸の注入を使った隆鼻術も選択可能です。
ご希望をお伺いした上で、お悩みを解消し理想のお鼻に近づけるよう色々な手術のバリエーションをご提案することが可能です!
カウンセリングでお待ちしております!!
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