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この記事では「貴族手術」について詳しくご紹介致します。
美容大国の韓国で人気の貴族手術(鼻翼基部プロテーゼ)ですが、近年登場した施術なので、巷では様々な情報が飛び交っております。
今回は、
「貴族手術ってなに??」という方から「貴族手術を提案されたけど実際どうなの?」
という方向けにお顔専門の美容整形外科が徹底解説致します。
この記事の内容
- 貴族手術とは
- 貴族手術に向いている人
- 貴族手術の施術方法
- 貴族手術症例写真
- 貴族手術を行う上で気をつけるポイント
- 貴族手術の料金
メリットだけでなくデメリットも余すことなくお伝え致しますので、最後までご覧ください。
尚、貴族手術については既に理解しており、
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貴族手術とは
貴族手術とは小鼻の外側(鼻翼基部)にボリュームを足すことで、お鼻の陥没感や深いほうれい線、口元の突出などを改善する施術になります。
貴族手術という名称は韓国由来で、鼻翼基部を前方に持ち上げお顔に立体感を出しほうれい線を浅くすることで、疲れたお顔や平坦なお顔が、立体的で上品なお顔立ちになる、というところからきています。
名前だけ聞くと何の手術?となりますがこういう理由なんです
貴族手術に向いている人の特徴
アジア人は鼻翼基部の骨の高さが比較的低い人種ですので、全く適応がない方はほぼいない、といっても過言ではありません。
若い方でも適応になる方はたくさんいらっしゃいますし、お年を重ねると組織がやせて骨の高さも低くなって窪みが目立つようになってきますのでさらに適応は拡大します。
施術後はお顔が若返るのはもちろんのこと、なんとなく不機嫌に見えていた表情が明るく優しい印象に変わる効果もあります。
変化は出してもあからさまな整形感が出にくいタイプの施術だということもおすすめできる理由の一つです。
あえて向いている人の特徴を挙げるとすれば以下の3つに当てはまる方です。
- 小鼻の横の凹みが深く、ほうれい線が気になる方
- お顔が平坦な方
- 口元が突出している方(いわゆる口ゴボの方)
下記で一つづつ解説いたします。
①小鼻の横の凹みが深く、ほうれい線が気になる方
ほうれい線が目立つ原因はいくつかありますが、その内の一つにこの鼻翼基部の凹みがあります。
根本的には鼻翼基部の骨が窪んでいるのが問題で、鼻翼基部を持ち上げてくることでほうれい線の上部の凹みが盛り上がり目立たなくなります。
ちなみに、ほうれい線の治療は貴族手術だけではなく、部分脂肪吸引や脂肪注入、ハイフやフェイスリフトなどのたるみの治療などと併せて複合的に行われることが多いため、一度カウンセリングでご相談頂けますとより効果的なプランをご案内できるかと思います。
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②お顔が平坦な方
中顔面に立体感がなくお顔が平坦と感じている方はこの施術の適応になることが多いです。
セルフチェックとしては横顔を見てみた時に、頬の張り出しより小鼻の付け根が低くて見えない場合は適応がある可能性があります。
③口元が突出している方(いわゆる口ゴボの方)
口元がでていると感じる方にも貴族手術はおすすめになります。
口ゴボ治療は大きく分けると、
- 出ている口元を下げる
- 鼻翼基部やオトガイなどの周りの高さを持ち上げることで口ゴボ感を減らす
- 1と2の両方を併用
という形になります。
口ゴボの根本治療は時間がかかったり大きな手術が必要なことが多いため、比較的気軽に受けることができる鼻翼基部の施術は美容医療に不安がある方でもおすすめしやすい施術です。
矯正や骨切りと比べると比較的受けやすい施術ですね
貴族手術の施術方法
貴族手術は鼻翼基部の骨の上にボリュームを足す、という治療ですが、実際に足す材料としては次に挙げるようなものがあります。
- ヒアルロン酸
- シリコンプロテーゼやゴアテックスなどの人工物
- 脂肪
- 自家軟骨
- 耳介軟骨
また、下記は貴族手術に使用する材料の特徴をまとめた表です。
メリット | デメリット | ダウンタイム | |
---|---|---|---|
ヒアルロン酸 | 手術が怖い方やダウンタイムが取れない方におすすめ | 血管塞栓のリスク部位と言われている | ほぼなし |
シリコンプロテーゼやゴアテックスなどの人工物 | 一度挿入すれば基本的にはメンテナンスは不要 | 感染リスクがある | 1週間前後 |
脂肪 | ・感染リスクが低い ・異物感はほぼ感じない | ・広がったり潰れたりしやすい ・効果を感じにくい | 2週間前後 |
耳介軟骨 | ・採取が容易で負担が少ない ・傷が耳の裏にできるだけなので目立ちにくい | ・採取できる量が少なく変化が出しづらい ・術後にある程度吸収が起こる | 2週間前後 |
材料の詳細について下記で詳しくご説明いたします。
貴族手術に使用する材料①ヒアルロン酸
鼻翼基部の骨膜上に注射針で硬めのヒアルロン酸を注入します。
麻酔は笑気麻酔で行い、注入中にご自身でお顔を確認していただきながら調整していきます。
術前・術後に特に制限はなく、比較的手軽に受けていただける処置となります。
もちろんヒアルロン酸ですので1〜2年かけて徐々に吸収されますので、継続されたい方は追加で注入といった形になります。
手術が怖い方や、どのような変化になるか試してみたいといった方にはおすすめの方法になります。
ヒアルロン酸を入れる際の注意点
ヒアルロン酸を注入する際の注意点としては、鼻翼基部は大きな血管が近く、いわゆる血管塞栓のリスク部位と言われていることです。
クリニックによっては鼻翼基部への注入を行なっていないこともあります。
リゾナスフェイスクリニック東京では、顔面の解剖を熟知した経験豊富なお顔の専門医が安全に注入いたしますのでご安心ください。
貴族手術に使用する材料②人工物(ゴアテックスやプロテーゼ)
シリコンプロテーゼやゴアテックスなどの人工物を挿入する場合は下記のような手順で手術を進めます。
まずは静脈麻酔を行います。貴族手術は基本的に30〜1時間程度で終了する手術です。
口の中を2箇所、5〜10mm程度切開し移植材料を挿入するため、皮膚表面には傷はできません。
粘膜を切開したあと、移植材料を留置するためのポケットを作成しますが、
作成したポケットは骨膜の下に作成すると長期経過で骨の吸収などが起こりえるため、
リゾナスフェイスクリニック東京では骨膜上に作成することにしています。
また、深いほうれい線の原因になっている筋肉をしっかりはがしてくることも重要となります。
ポケットに移植材料を留置し丁寧に縫合し手術が終了します。
移植材料ですが、リゾナスフェイスクリニック東京ではゴアテックスを採用しています。
プロテーゼについては下記の記事でまとめておりますので、是非ご覧ください。
ゴアテックスの利点として、細工や量の調整が容易なので患者さんごとに形状やサイズを決定できる点が挙げられます。
どの範囲をどれくらい出すかは人によって様々ですが、リゾナスフェイスクリニック東京ではお顔の専門医がその方のお顔にマッチするようにオーダーメイドでゴアテックスを調整しています。
また、ゴアテックスは移植してしばらくするとまわりの組織と絡んで動かなくなるので固定は不要で、ずれにくく、触った時の異物感が少ないという点も利点となります。
人工物による貴族手術は一度挿入すれば基本的にはメンテナンスは不要で、しっかりと変化を感じる仕上がりになるためリゾナスフェイスクリニック東京でも人気のメニューです。
貴族手術に使用する材料③脂肪
脂肪注入はご自分の脂肪を吸引して採取し、鼻翼基部に注入する施術です。
注入は細い針で行いますので、傷は注射の刺し傷程度で、1週間以内にほぼわからなくなります。
採取部位はほとんどの場合ふとももの内側となります。
異物を使用しないので感染リスクも低く、異物感もほぼ感じることはありません。
ただ、貴族手術は骨の高さが低いことによる窪みを押し上げる手術ですので、本来ならば硬い材料を移植して組織をしっかり持ち上げることが重要なポイントになります。
その点、脂肪は柔らかく、広がったり潰れたりしやすいため、はっきりとした効果が出にくいのが難点です。
また、自家組織の移植はある程度の割合で吸収が起こる、ということも変化を出しにくい要因になります。
そのため、鼻翼基部の挙上のみを目的として脂肪注入をすることはほぼなく、お顔全体に脂肪移植を行う時に一緒に入れてくる、といった場合がほとんどです。
貴族手術に使用する材料④自家軟骨
自家組織で貴族手術を行う際の材料としては、脂肪の他に軟骨が挙げられます。
具体的には耳介軟骨か肋軟骨になりますが、どちらもメリットデメリットがあります。
耳介軟骨を使用する場合のメリットは、採取が容易で負担も少なく、耳の裏に傷ができるだけなので手術跡が目立ちにくいということですが、採取できる量が少なく変化が出しづらい点がデメリットです。
耳介軟骨はお鼻の手術の際にも利用するとても使い勝手の良い移植材料ですので、
貴族手術に使用するのはデメリットの方が大きく、リゾナスフェイスクリニック東京では基本的には行なっておりません。
逆に肋軟骨は、ボリュームとしては十分な量が採取できますが、負担が大きく傷も残るため、貴族手術単独のために肋軟骨を採取するといったことはほぼありません。
実際にはお鼻の手術(肋軟骨を使った鼻中隔延長術)と併せて鼻翼基部にも細かく砕いた肋軟骨を移植することがほとんどです。
肋軟骨は細かく砕いて移植しますので、表面から触れた時も自然です。
自分の組織ですので、術後しばらくすれば移動したり角が触れたりといったこともなく、将来的にメンテナンスも不要となります。
自家組織を使用する際のデメリット
自家組織を使用した貴族手術のデメリットを挙げるとすれば、脂肪注入と同じくある程度の吸収が起こるため、
- 仕上がりが読みにくい
- 吸収分を予測してやや多めに移植するためダウンタイムが長く感じる場合がある
の2点になります。
医師とのカウンセリングであなたに合った材料で貴族手術を行うことをオススメいたします。
いろいろな施術がありますのでまずはカウンセリングでご相談ください。最適な施術方法をご提案いたします。
貴族手術の症例写真
下記は貴族手術の症例写真です。
貴族手術に様々な技を合わせて患者様のお顔をご要望に沿った形にすることが可能です。
ご興味がある方は、まずは無料カウンセリングからご来院ください。
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貴族手術を行う上で気をつけるべきポイント
貴族手術を行う上で気をつけるべきポイントは下記の3点です。
- 術後直後は違和感を感じやすい
- 小鼻が広がって見えることがある
- 鼻先が低くなったように感じることがある
それぞれ1つづつ解説いたします。
①貴族手術直後は違和感を感じやすい
この部位はくちびるを持ち上げたりする筋肉が走行している部分ですので、材料を移植することにより違和感や異物感を感じたり、笑いにくい感じがする場合があります。
徐々に馴染んできますので、術後3ヶ月程度経過したあとでも症状が残っていることはほとんどありません。
②小鼻が広がって見えることがある
貴族手術は小鼻の付け根を持ち上げる手術になりますので、移植材料のボリュームが多ければ多いほど小鼻が広がったような変化が出やすくなります。
変化の出やすさは人によって様々ですので、当院では医師がカウンセリング時にシミュレーションを行なって予測を立てることになります。
特にほうれい線が気になる方で、この方法のみでほうれい線の悩みすべてを解決しようとするとボリュームが多くなりがちで小鼻も広がりやすい傾向にあります。
対策としては、無理な注入量・移植のボリュームを設定せず、たるみ治療などの他の治療と組み合わせて複合的に治療を行うことです。
また、鼻翼縮小などの小鼻の治療を同時に行うというのもおすすめの方法です。
小鼻の治療もいろいろな種類がありますが、お悩みの内容によってお顔にマッチした方法をご提案致しますのでご安心ください。
③鼻先が低くなったように感じることがある
お鼻を山に例えれば、貴族手術は山の裾野の高さを持ち上げてくる手術ですので、相対的に山の頂上(鼻先)の高さが低くなったように感じる場合があります。
鼻先を高くする手術を同時に行う場合はトータルバランスをコントロールできるので変化を出しやすいのですが、貴族手術単独で行う場合は小鼻のひろがりの問題もありますのでやりすぎは禁物、といった形になります。
下記では「鼻整形後にできなくなってしまうこと」についてまとめておりますので、是非ご覧ください。
メリットとデメリットをしっかり確認してから施術を受けることが美容整形の成功の第一歩です
貴族手術のリスク・合併症
貴族手術のリスク・合併症は以下の通りです。
- 感染
- 移植材料のズレ
- 神経障害
リスクや合併症につながる部分ですので一つづつ丁寧に解説いたします。
貴族手術のリスク・合併症①感染
感染はどんな手術でも起こりうる合併症ですので、当然貴族手術でも感染の可能性はあります。
確率としては人工物を使用した方が高くなるのですが、お顔は血の巡りがよく感染に強い部位ですのでほとんどの場合で感染を起こさず問題なく経過していきます。
貴族手術のリスク・合併症②移植材料のズレ
特に人工材料を移植する場合は、術後に移植材料が動いてズレてしまうことで、手術の効果がなくなったり、違和感が出たり、口の中から移植材料の角を触れたりする可能性があります。
この部分はよく筋肉が動く部分ですので、移植するために作成するポケットを筋肉の動きが作用しないように、正しい位置に丁寧に作成することが重要になります。
貴族手術のリスク・合併症③神経障害
鼻翼基部はくちびるの感覚を司る神経が走行している部分ですので、その神経を損傷するとくちびるの感覚に障害がでる可能性があります。
無理な手術操作や出血を止めるための電気凝固などで損傷リスクがあがりますので注意が必要です。
リゾナスフェイスクリニック東京では愛護的に組織を扱いダメージを最小限にすることで、合併症を起こさずダウンタイムをできるだけ短くするように施術を行なっております。
また、リゾナスフェイスクリニック東京の公式YouTubeチャンネルでも貴族手術のリスクを院長の山口先生が解説しております。
当院リゾナスフェイスクリニック東京では貴族手術を含め、
美容整形の知識と経験を持った医師が在籍しております!!
貴族手術のダウンタイム
ヒアルロン酸注入を選択された場合はダウンタイムはほぼありません。
1週間程度はややむくみを感じますが気にならない程度だと思います。
その他の手術になると腫れやむくみ、内出血のリスクがありますが、どの手術でもおおよそ2週間程度で落ち着いてきます。
自家軟骨や脂肪で手術を行なった場合は術後の吸収を考えてやや多めに移植しますのでゴアテックスなどに比べるとむくみは長めに感じる可能性があります。
洗顔やシャワーなどは翌日から可能ですが入浴は1週間は控えてください。
痛みに関しては強い痛みを感じることはほとんどありませんが、痛みを感じる場合は処方された飲み薬を内服ください。
注意点として、患部を強く抑えたりこすったりすることは避けてください。
下記は貴族手術に使用する材料の特徴をまとめた表です。
メリット | デメリット | ダウンタイム | |
---|---|---|---|
ヒアルロン酸 | 手術が怖い方やダウンタイムが取れない方におすすめ | 血管塞栓のリスク部位と言われている | ほぼなし |
シリコンプロテーゼやゴアテックスなどの人工物 | 一度挿入すれば基本的にはメンテナンスは不要 | 感染リスクがある | 1週間前後 |
脂肪 | ・感染リスクが低い ・異物感はほぼ感じない | ・広がったり潰れたりしやすい ・効果を感じにくい | 2週間前後 |
耳介軟骨 | ・採取が容易で負担が少ない ・傷が耳の裏にできるだけなので目立ちにくい | ・採取できる量が少なく変化が出しづらい ・術後にある程度吸収が起こる | 2週間前後 |
材料によってそれぞれ特徴が違いますので、
あなたに合った材料で貴族手術を受けましょう!
貴族手術の費用
一般的な美容外科クリニックにおける貴族手術の費用の相場は30万〜40万円前後です。
リゾナスフェイスクリニック東京の場合は、ゴアテックス移植の場合で38万円で行っております。
モニター制度もございますのでよりお得に施術を受けていただくことも可能となっております。
ご興味がある方は、まずは無料カウンセリングからご来院ください。
(※LINE予約の方がスムーズにご予約が可能です。)
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モニター料金でのご案内も可能ですので、
是非一度無料カウンセリングにお越しください!
まとめ
今回は貴族手術について解説を行いました。
リゾナスフェイスクリニック東京では患者様ごとのお顔のバランスとご希望を踏まえてお顔の専門医が適切な治療をご提案致します。
ご興味がある方は、まずは無料カウンセリングからご来院ください。
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