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【骨切りのチタンプレート】そのまま置く?取る?医師が解説

【骨切りのチタンプレート】そのまま置く?取る?医師が解説 リゾナス

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

この記事のポイント
骨切り手術で使われるチタンプレートは、置いておくべきか・取るべきかで迷う方が多い疑問です。山口院長によると、子どもの場合は顔の成長を妨げる可能性があるため取ることが推奨されますが、大人は基本的に置いておいても問題ありません。ただし炎症や感染症が起きている場合は取る必要があります。取るタイミングの目安は術後10ヶ月以降・2年以内。抜釘手術のダウンタイムは初回手術の1/3〜1/2程度です。個人差があります。

【監修】 山口憲昭 院長(リゾナスフェイスクリニック東京)
【執筆】 美容医療専門ライター izu
本記事は、YouTube動画の内容をもとに内容の正確性を保ちつつ編集・構成し、医師の監修のもと公開しています。

骨切り手術を受けた後、「プレートはそのままにしていいの?」「いつか取らないといけないの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

実は、置いておくべきか・取るべきかは、年齢や状態によって異なります。
この記事では、山口院長の解説をもとに、チタンプレートの特性から取るタイミングまで詳しくまとめています。

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目次

骨切り手術に使われるチタンプレートとは

骨切り手術に使われるチタンプレートとは

骨切り手術では、骨を切った後に固定するためのプレートを使います。
当院では、基本的にチタンプレートを使用しています。

チタンは骨との親和性が非常に高い素材です。
そのため、体の中に入れても排除反応が起きにくく、大人から子どもまで幅広く使われています。
骨折の治療から、輪郭形成手術・両顎手術まで、さまざまな場面で用いられているゴールドスタンダードな素材です。

チタンプレートの種類はひとつではない

一口に「チタンプレート」と言っても、実は種類が豊富です。
まず、厚みに大きな差があります。
分厚くて硬いものから、薄くてペラペラなものまであります。

また、スクリュー(ネジ)の太さもさまざまです。
直径が細いものから太いものまであり、さらにヘッドが出っ張っているタイプと平らなタイプも存在します。
つまり、同じ「チタンプレート」でも、メーカーによって設計や仕様が異なります

子どもと大人では対応が変わる

子どもと大人では対応が変わる チタンプレート

チタンプレートを取るかどうかの判断は、年齢によって大きく異なります。
山口院長の説明によると、子どもと大人では推奨方針が異なるとのことです。

子どもの場合:取ることが推奨される

子どもの場合:取ることが推奨される チタンプレート

子どもの場合は、チタンプレートを取ることが推奨されています。
その理由は、チタンの特性にあります。

チタンは骨と仲良しな素材です。
そのため、体内に入れると骨が表面に張り付いてきます。
やがて骨の中に埋もれていく場合もあります。
この「埋もれること」自体は問題ではありません。

しかし、子どもの場合は二次成長を経てどんどん顔が成長していきます。
一方、チタンは金属なので伸びません。

そのため、成長に伴って顔のバランスが崩れてしまう可能性があります。
実際に、チタンプレートを入れたままにしていた結果、片側だけが成長せずに顔が歪んでしまったケースも報告されているとのことです。

そのため、子どもの手術では溶けるプレートを使うか、チタンを使った場合は後から取る(抜釘する)という対応が必要になります。

大人の場合:基本的には置いておいてもよい

大人の場合:基本的には置いておいてもよい チタンプレート

一方、大人の場合は異なります。
大人は顔の形がほぼ安定しているため、プレートを入れたままにしても成長の妨げになる心配は少ないです。

山口院長によると「問題がなければ、基本的には置いておいてもよい」という考え方が一般的とのことです。
ただし、炎症や感染症が起きている場合は例外です(後述します)。個人差があります。

吸収性プレートを使えばいいのでは?という疑問

吸収性プレートを使えばいいのでは?という疑問 チタンプレート

「それなら、最初から溶けるプレートを使えばいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、吸収性のプレートにはデメリットがあります。

山口院長によると、吸収性プレートはチタンと比べて強度が低いとのことです。
たとえば噛み合わせの治療など、しっかりと固定したい場面では強度不足になる可能性があります。

また、下顎の骨切りでは噛む力が非常に強く、50キロほどかかることもあるそうです。
そのような強い力がかかる部位で強度の低いプレートを使うと、破損・ズレのリスクが高まります。
そのため、チタンプレートが現在もゴールドスタンダードとして使われています。

⚠ リスク・副作用について

骨切り・両顎手術などの外科的施術には、ダウンタイム(腫れ・内出血・痛み・しびれ)、感染症、神経損傷、プレートへの異物反応など、一定のリスクが伴います。また、治癒経過や仕上がりには個人差があります。施術を検討される際は、担当医師に詳しいリスクと術後管理についてご相談のうえ、十分にご理解いただいてから判断されることをお勧めします。

プレートを絶対に取らなければいけない状況とは

プレートを絶対に取らなければいけない状況とは チタンプレート

では、どのような場合に取る必要が出てくるのでしょうか。
山口院長は2つのケースを挙げています。

プレートが皮膚や歯茎に当たって炎症が起きている場合

1つ目は、プレートが皮膚や歯茎に当たってしまっているケースです。
たとえば、分厚いプレートが顔の表面を押し上げて形が変わってきたり、
歯茎の内側からプレートが触れているような状態になったりすることがあります。
そういった場合は炎症を起こして痛みが出るため、取る必要があります

慢性的な感染症・異物反応が起きている場合

2つ目は、チタンに対して体が反応を起こしているケースです。
たとえば、その部分が頻繁に腫れる・ずっと痛みがある・にきびのようなものが繰り返し出るといった症状が続く場合は、異物反応や慢性感染症の可能性があります。

山口院長によると、体内に異物がある状態では免疫細胞が菌をやっつけにくくなるため、炎症が収まりにくくなるとのことです。
このような場合は、異物であるプレートを取り除くことが回復への近道になります。

逆に言えば、プレートが触れていない・痛くない・気にならないという状態であれば、入っていること自体が体に害を与えることは基本的にはないとのことです。

プレートを取るベストなタイミングはいつ?

プレートを取るベストなタイミングはいつ? 

「取ろうと思ったら、いつ取るのがいいの?」という疑問もよくあります。
山口院長の見解では、目安として術後10ヶ月以降が望ましいとのことです。

骨が治ってから取れる:目安は10ヶ月

プレートを取るためには、まず骨がしっかりくっついていることが前提です。
骨の癒合の速さは人によって大きく異なります。
半年で十分に骨がくっついている方もいれば、半年では全然くっついていなかったというケースも多くあるとのことです。

そのため、当院では骨がきっちりくっついていることを前提として、10ヶ月を1つの目安にしています。
もちろん個人差はありますが、10ヶ月経過していれば基本的には問題ないでしょうと山口院長は述べています。個人差があります。

2年以内には取った方がよい理由

一方で、「いつまでに取らなければいけないか」という上限もあります。
当院では2年以内を1つの区切りとして設けています。

その理由は、チタンと骨の親和性にあります。
時間が経過すると、プレートのネジ穴が骨で埋まってしまうことがあります。
ドライバーを差し込む部分(ネジ山)が骨で塞がれてしまうと、ネジを回せなくなります。
結果として、取り出す作業が非常に難しくなってしまいます。

2年を超えても取ることができないわけではありませんが、ネジ穴周囲の骨を削るなどの追加作業が必要になり、手間が増えます。
そのため、「必ず取りたい」と考えている方は、2年以内に取ることをお勧めします。

抜釘手術のダウンタイムと合併症リスク

抜釘手術のダウンタイムと合併症リスク 

プレートを取り出す手術(抜釘手術)について、ダウンタイムが気になる方も多いと思います。
山口院長によると、抜釘自体は初回手術よりもはるかに簡単なことが多いとのことです。

ダウンタイムは初回手術の1/3〜1/2程度

抜釘手術では、骨を切る作業はありません。
最小限の剥離をしてプレートを露出させ、ネジを回して外すという手順になります。
そのため、一般的に腫れや痛みは初回手術の1/3〜1/2程度で済むことが多いとされています。個人差があります。

ただし、スクリューの入り方によっては、初回手術時に大きく展開した組織が術後に固まっていることがあります。
その場合、抜釘時にも切開を大きくせざるを得ないケースもあり、ダウンタイムがゼロになるわけではありません。

神経損傷のリスクについて

合併症のひとつである神経損傷リスクについては、初回手術のほうがリスクが高いとされています。
初回手術では組織を大きく剥がしていくためリスクが高まりますが、抜釘手術でそれを上回るリスクが生じることは基本的にはないと山口院長は述べています。

プレートが入ったまま日常生活に支障はある?

プレートが入ったまま日常生活に支障はある? 

「金属が入っていると飛行機に乗れない?」「CTやMRIが受けられない?」

という心配をされる方もいます。
この点について山口院長は以下のように説明しています。

まず、空港の金属探知機については問題ありません。
プレートが入っているからといって反応するようなことはないとのことです。

一方、CT・MRIなどの画像検査については、多少の影響が出ることがあります。
入れ歯や銀歯と同様に、チタンプレートが入っている部位はアーチファクト(画像の乱れ)が生じる場合があります。
ただし、検査が受けられなくなるわけではありません

将来的に顔の変化があった場合はどうなる?

将来的に顔の変化があった場合はどうなる? 

加齢によって軟部組織が痩せてきた場合、プレートへの影響を心配する声もあります。
この点について山口院長は、プレートの状態によって異なると述べています。

まず、プレートが骨に完全に埋もれている状態であれば、骨の一部となっているため表面への影響はほぼないとのことです。

一方、プレートがまだ骨の表面に乗っている状態の場合、その上の軟部組織の厚みが重要になります。
もし組織がガリガリに痩せてしまった場合は、以前は触れなかったプレートが触れるようになる可能性はあるとのことです。

ただし、山口院長は「手術をしていない方でも、加齢によって骨の形は変わっていく。過度に心配しすぎる必要はない」と述べています。
骨の変化は手術の有無に関わらず起こるものであるため、極端に悲観する必要はないとのことです。

なにより大切なのは、疑問や不安があれば担当の医師に直接相談することです。

医師によって考え方や方針が異なる場合もあるため、「なぜそう判断するのか」を確認したうえで、納得して治療を受けることが大切です。

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よくある質問

とくある質問 チタンプレート

Q1. 骨切り後のチタンプレートは必ず取らなければいけませんか?

大人の場合、基本的には取らなくても問題ありません。炎症・感染症がなく、プレートが触れていない・痛くない・気にならない状態であれば、置いておいても体に害はないとされています。ただし子どもの場合は顔の成長を妨げる可能性があるため、取ることが推奨されます。個人差があります。

Q2. プレートを取るタイミングはいつが目安ですか?

骨がしっかりくっついてからが前提です。当院では術後10ヶ月を1つの目安としています。一方、2年以上経過するとネジ穴が骨で埋まり取り出しが難しくなるため、取ることを考えている場合は2年以内が目安です。個人差があります。

Q3. 抜釘手術のダウンタイムはどのくらいですか?

一般的には初回手術の1/3〜1/2程度で済むことが多いとされています。骨を切る必要がなく、プレートを取り外すだけなので、腫れや痛みは初回手術より軽い場合がほとんどです。ただし、スクリューの状態によっては切開が大きくなる場合もあります。個人差があります。

Q4. チタンプレートが入ったままでCTやMRIは受けられますか?

検査を受けること自体は可能です。ただし、入れ歯や銀歯と同様に、チタンプレートが入っている部位の画像に多少の影響(アーチファクト)が出ることがあります。

Q5. 吸収性プレートを使えばプレートを取る必要がなくなりますか?

子ども向けの手術で溶けるプレートを使う場合はあります。しかし吸収性プレートはチタンより強度が低く、噛み合わせの治療など強い力がかかる部位には向きません。下顎部では50キロほどの力がかかることもあり、破損やズレのリスクがあります。そのため、チタンプレートが現在もゴールドスタンダードとされています。

リゾナスフェイスクリニック東京について

リゾナスフェイスクリニック東京は、外見だけでなく心の豊かさにも寄り添うビューティー・ウェルネス・クリニックです。
患者様一人ひとりが「自分らしく美しく、前向きに生きられること」を大切にしています。
また、美しさと豊かさの両方が共鳴するような医療を目指しています。

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それは、自信や前向きな気持ちを取り戻すためのサポート手段です。
私たちは、その一歩一歩に真摯に寄り添いながら、豊かな人生への道を共に歩んでいきます。

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この記事は、リゾナスフェイスクリニック東京の医師による動画をもとに、監修のうえで構成・公開しています。

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