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【美容救急】糸リフトの感染トラブルと対処法

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

この記事のポイント
リゾナスフェイスクリニック東京の松浦副院長が、実際に「美容救急」として受診した糸リフトのトラブル事例を解説します。過去に複数回の施術を受けた患者様が、徐々にフェイスラインがボコボコしてきた原因は、浅い層への糸の挿入でした。皮膚のバリア構造に近い位置に異物(糸)が入ることで慢性的な細菌感染が繰り返され、最終的に超音波検査で膿溜まりが確認されました。治療として糸の抜去・洗浄・抗菌剤が必要になった経緯と、糸リフトの正しいリスク理解、そして信頼できる医師の選び方を詳しくお伝えします。

【監修】 松浦 顕 副院長(リゾナスフェイスクリニック東京)
【執筆】 美容医療専門ライター izu
本記事は、YouTube動画の内容をもとに内容の正確性を保ちつつ編集・構成し、医師の監修のもと公開しています。

美容救急とは?|こんな症状・お悩みはすぐにご相談ください

・術後の強い腫れや赤み、痛み
・傷口の開きや出血
・注入系施術後の左右差・しこり・違和感
・熱感や腫脹が続き、感染が心配なとき
・手術や施術後、何かおかしいと感じる時
・施術を受けたクリニックに連絡がつかない/対応してもらえない
・他院での施術後の不安やトラブル
・その他「これって普通?」「誰かに見てほしい」というお気持ちの時

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詳細もご確認いただけます。
大前提として、術後に違和感や不安を感じたら、最初に手術をした主治医に相談することが大切です。

目次

糸リフトで「ボコボコ」した、実際のトラブル事例

糸リフトで「ボコボコ」した、実際のトラブル事例

美容医療では、施術後にトラブルが起きて他院を受診するケースがあります。
いわば「美容救急」です。
今回は、そのような形でリゾナスフェイスクリニック東京を受診された方の実例を紹介します。

患者様は、過去に何度か糸リフトを受けられていた方です。
直近では年末頃から、フェイスラインに沿ってだんだんボコボコしてきたというご相談でした。
松浦副院長の見立てでは、夏頃に入れた糸が原因ではないかと考えられました。

施術直後から感じていた違和感

この患者様は、糸リフトを受けた直後から気になる点がありました。
まず、術後すぐから「引きつれるような感じ」があったといいます。
つまり、糸の入った跡が皮膚の表面に目立っていた状態です。

また、手術中にも不安を感じる出来事があったとのことです。
たとえば、器具が落とされてしまうようなことがあり、その後の対応がよくわからなかった。
さらに、担当ドクターの様子に自信なさげな印象を受けた、とおっしゃっていました。

ただ、施術はすでに受けてしまっている状況でした。
そのため患者様は不安を感じつつも、経過を見守るしかなかったようです。

繰り返すニキビのような膿と放置の経緯

術後、糸を入れた穴の周辺に刺激が加わると、ニキビのような膿が出ることが続きました。
出ると一時的に収まる。
しかしまた同じことが繰り返される。
そんな状態が続いていたとのことです。

本来であれば、施術を受けたクリニックに相談するべき状況です。
患者様もそれはご理解いただいていました。
しかし、手術中の体験からそのクリニックにはもうかかりたくないという気持ちが強くなっていました。
そのため、症状が一時的に落ち着くたびに放置を続けていたのです。

そして年末。
今度はニキビのような症状ではなく、糸リフトの走行に沿って、はっきりとボコボコが浮き上がってきたということで、当院への受診となりました。

なぜ感染が起きたのか:浅い層への挿入とバリア構造

糸リフトは悪い治療ではない。ただしリスクを知っておくことが大切

診察の結果、この患者様のトラブルの原因は糸が入るべき層よりも浅い層に入っていたことでした。
なぜそれが感染につながるのか。
松浦副院長の説明をもとに解説します。

皮膚のバリア構造と細菌の関係

顔に限らず、体の表面にはバリア構造があります。
外部からバイ菌が入り込まないよう、皮膚が守っているのです。
ところが、浅い層に糸が入ってしまうと話が変わります。

表皮に近い場所は、外の世界に漂うさまざまな細菌に近い位置です。
そこに糸という異物があると、細菌がつきやすい状態になります。
また、ターンオーバーで生じるニキビなどの皮膚の菌も、浅い位置の糸に付着しやすくなります。

免疫は細菌を食べて倒そうとします。
しかし、外に近い場所にある感染症は、免疫よりも外に膿を排出することで治ろうとする性質があります。
ニキビが赤く腫れた後、膿が出ると一時的に楽になるのと同じ仕組みです。

ところが異物がない場合は、膿が出れば完治に向かいます。
一方、この患者様の場合は、糸(異物)が残ったままでした。
そのため、糸についた細菌を完全に消すことができず、繰り返し感染が続いていたのです。

超音波検査で発見された膿溜まり

当院で超音波検査を行うと、糸リフトの走行に沿ってゼリー状の液腔と膿溜まりが発生していることが確認されました。
爆発的に広がるような激しい感染ではありません。
しかし、マイルドながら慢性的に続く感染症であることが判明しました。

松浦副院長によると、異物がある部分には免疫が届きにくい状況になります。
そのため、「激しくはないが治らない感染症」が長期間続きやすいといいます。
今回の患者様は、それがとうとう年末に悪化したという経緯でした。

行われた治療:抜去・洗浄・抗菌剤

診察の結果、糸が残る限り細菌感染はなくならないと判断されました。
そのため、糸リフトの抜去が行われました。
続いて、できる限りの洗浄を実施。
さらに、細菌に対応するお薬を使った治療が進められています。

溶けるのを待っていても、糸が残る間は感染が続きます。
そのため「溶けるまで様子を見る」という選択肢は取れませんでした。
このケースでは、早期の抜去が最善の方針だったとのことです。

糸リフトは悪い治療ではない。ただしリスクを知っておくことが大切

糸リフトは悪い治療ではない。ただしリスクを知っておくことが大切

松浦副院長は、今回のトラブルを受けて明確に述べています。
糸リフトは決して悪い治療ではない」と。
これほど多くのクリニックで行われている施術が、根本的に問題であれば業界として成立しないというのが理由です。

一方で、当然デメリットも存在します。
正しく理解したうえで受けることが大切です。

異物として長く残るリスク

糸リフトに使われる糸は、長く体に残ります。
素材にもよりますが、2年ほどかけて溶けるものもあります。
ただし、「溶ける」とはいっても均一に綺麗に消えるわけではありません

一部が溶け残ったり、理想通りの溶け方をしないケースも起こり得ます。
その結果、狙っていない位置に糸が残ったままになる状況が生じることもあります。
これは体の代謝の中で自然に発生しうることだと説明されています。

繰り返しの施術で異物が蓄積するリスク

また、繰り返し糸リフトを受け続けた場合のリスクについても言及されました。
5年・10年にわたって多くの本数の糸を入れ続けると、顔の中に異物が蓄積していきます
そうなると、今回のようなトラブルが起きやすい状態になるといいます。

糸リフトを繰り返すことそのものが悪いわけではありません。
しかし、異物が顔の中に蓄積するというリスクを理解したうえで、施術を重ねることが重要です。
個人差もありますが、長期的な視点で考えることが大切です。

信頼できる医師を選ぶために

糸リフト 信頼できる医師を選ぶために

今回の事例でもう一つ大切な教訓があります。
それは、何かあっても「任せたい」と思える医師を選ぶということです。

トラブルが起きたとき、施術したクリニックに相談できない状況になってしまう。
これは患者様にとって非常に辛い状況です。
今回の患者様も、その状況に陥ってしまいました。

松浦副院長が強調するのは、施術前からの信頼関係です。
「たとえうまくいかないことがあっても、この人に任せたい」と思える医師かどうか。
つまり、トラブルシューティングやアフターフォローまで含めて安心できる医師に施術してもらうことが大切です。

また、医師の「雑さ」は意外なところに現れるとも話されています。
たとえば手術中の看護師とのやりとりのトーンや内容。
目を閉じている状態でも、患者様は聞いていて気づいているといいます。
些細なことから医師の在り方が伝わることを、受け手側も意識してほしいとのことでした。

糸リフト|よくある質問

Q1. 糸リフトで感染が起きた場合、どのような治療が必要ですか?

感染の原因が糸(異物)にある場合、糸が残っている限り感染は続く可能性があります。そのため、溶けるのを待たずに抜去が必要と判断されることがあります。当院の事例では、糸の抜去・洗浄・抗菌剤による治療が行われました。個人差がありますので、まずは医師による超音波検査などの診察を受けることをおすすめします。

Q2. 糸が浅い層に入ると、なぜ感染リスクが高まるのですか?

皮膚の表面に近い浅い層は、外部の細菌が漂う環境に近い位置です。そこに異物(糸)があると細菌が付着しやすくなります。また、ターンオーバーで生じる皮膚の菌も浅い糸に付きやすいといわれています。免疫が異物ごと倒しきれない場合、慢性的な感染状態が続くことがあります。

Q3. 糸リフト後にニキビのような膿が繰り返し出る場合、放置しても大丈夫ですか?

一時的に収まっても、糸(異物)が残っている場合は再発しやすい状態が続きます。放置していると、今回の事例のように最終的に大きなトラブルに発展することがあります。繰り返す膿や炎症がある場合は、早めに医師への相談をおすすめします。個人差がありますが、早期対応が重要です。

Q4. 糸リフトを繰り返し受けることのリスクは何ですか?

5年・10年にわたって繰り返し糸を入れ続けると、顔の中に異物が蓄積していきます。その結果、感染トラブルや炎症が起きやすい状態になる可能性があります。また、糸が理想通りに溶けず、一部が溶け残るケースもあります。長期的な視点でリスクと向き合い、医師と相談しながら施術を検討することが大切です。個人差があります。

Q5. 信頼できる糸リフトの医師を選ぶには、何を基準にすればよいですか?

松浦副院長が強調するのは、「何かあっても任せたい」と思えるかどうかです。施術の上手さだけでなく、トラブルが起きたときのアフターフォロー体制も重要です。また、手術中の医師と看護師のコミュニケーションのトーンや内容にも医師の在り方が表れるといいます。些細なやりとりを感じ取ることも、医師を見極めるひとつの判断材料になり得ます。

リゾナスフェイスクリニック東京について

リゾナスフェイスクリニック東京について

リゾナスフェイスクリニック東京は、外見だけでなく心の豊かさにも寄り添うビューティー・ウェルネス・クリニックです。
患者様一人ひとりが「自分らしく美しく、前向きに生きられること」を大切にしています。
また、美しさと豊かさの両方が共鳴するような医療を目指しています。

  • 医学的根拠に基づいた安心の治療
  • 顔全体のバランスを考えた”調和”の美容
  • 必要のない施術はすすめない誠実な姿勢
  • 流行に流されず、長期的視点の提案
  • “美容の主治医”として長く寄り添う体制

美容医療は単なる外見の変化ではありません。
それは、自信や前向きな気持ちを取り戻すためのサポート手段です。
私たちは、その一歩一歩に真摯に寄り添いながら、豊かな人生への道を共に歩んでいきます。

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この記事は、リゾナスフェイスクリニック東京の医師による動画をもとに、監修のうえで構成・公開しています。

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