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がんばるスキンケアが肌老化を加速させているかもしれません。レーザー・ピーリング・レチノールなどの「攻め」の治療はやりすぎると慢性炎症(ビニール肌)を招きます。炎症は月単位で続くため、回復前に次の刺激を与えると悪化が連鎖します。まず大切なのは過剰ケアをやめてバリア機能を回復させること。セラミドによるモルタル補修・睡眠・腸内環境・運動・紫外線対策が土台になります。整ってから初めて攻め系の治療が活きます。
【監修】 山口憲昭 院長(リゾナスフェイスクリニック東京)
【執筆】 美容医療専門ライター izu
本記事は、YouTube動画の内容をもとに内容の正確性を保ちつつ編集・構成し、医師の監修のもと公開しています。
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「一生懸命スキンケアしているのに、なぜか肌が荒れ続ける…」
そんな悩みを抱えている方は、少なくないと思います。
実は、がんばるスキンケアそのものが、肌老化を加速させている可能性があります。
今回は、リゾナスフェイスクリニック東京の山口院長の解説をもとに、「攻めすぎスキンケア」の落とし穴をご紹介します。
また、正しいケアの順序についても、わかりやすくお伝えします。
頑張るスキンケアが肌老化を招く理由

美容皮膚科では、さまざまな治療が受けられます。
たとえば、レーザー照射やピーリングがあります。
また、レチノールによるA反応、ハイドロキノンなども代表的な選択肢です。
これらはどれも、短期的には効果が期待できる治療です。
しかし、山口院長が特に注意を促しているのが「やりすぎ」のリスクです。
荒れること自体がエイジングの加速になる
肌に合わなかっただけ——そう軽く考えていませんか。
実は、肌が荒れること自体が、エイジングを加速させています。
山口院長によると、これは「慢性炎症」が起きているサインです。
肌荒れを繰り返すたびに、老化が積み重なっていく可能性があります。
レーザー・レチノールで招く「ビニール肌」
攻め系の治療をやりすぎた結果、肌が薄くなることがあります。
そのまま続けると、常にヒリつく状態になります。
また、赤みがなかなか消えない「ビニール肌」になる場合もあります。
こうした状態に共通しているのが、抗炎症反応の慢性化です。
慢性炎症という「負のスパイラル」

炎症は、すぐに落ち着くものではありません。
細胞が回復するには、日単位・週単位の時間が必要です。
つまり、場合によっては月をまたいでやっと落ち着く、というペースです。
そのため、炎症が落ち着かないうちに次の刺激を与えると、どんどん状態が悪化します。
細胞は脳ほど速く動けない
現代人は脳中心の「秒単位」の感覚で考えがちです。
視覚や聴覚の情報は瞬時に処理されるので、肌のケアも「すぐ良くなるはず」と思いやすいです。
しかし、肌の細胞はそれほど速く動けません。
山口院長は、肌の細胞を「エッサエッサ、エッホエッホと頑張っている」と表現しています。
日いちの単位で、週またいで、月またいで、やっとついてくるペースなのです。
炎症を続けさせているのは誰か
山口院長は、こう問いかけます。
「炎症が落ち着かないようにしている犯人は誰ですか?」
その答えは——「あなた自身」です。
良かれと思って使い続けているスキンケア商品や美容治療が、次の炎症を引き起こしています。
炎症が落ち着かないまま刺激を与える。
また炎症が起きる。
治っていないから、さらにしんどい炎症が起きる。
この連鎖を、山口院長は「鏡餅が永遠に天井まで伸びてしまっている状態」と表現しています。
慢性化が引き起こす連鎖反応

慢性炎症が長引くと、肌はいわば「諦め」の状態に入ります。
山口院長によると、具体的には以下のような反応が起きます。
・メラノサイトが過剰に活性化し、色素沈着が起きやすくなる
・毛細血管が走り出し、慢性的な赤みが残る
・バリア機能が低下し、ガサガサの肌になる
これらが重なった状態は、アトピー性皮膚炎に似た肌に近づきます。
もちろん原因は異なりますが、バリア機能の破綻という点では共通しています。
(個人差があります)
バリア機能の回復が最初のステップ

山口院長が最初にすすめるのは、過剰なスキンケアのダウングレードです。
少し刺激を抑えて、肌がきちんと治る期間を作ること。
これが、肌改善への正しい第一歩です。
セラミドが担う「モルタル」の役割
肌のバリア機能は、「レンガとモルタル」でイメージできます。
表皮細胞がレンガです。
そして、その隙間を埋めるモルタルにあたるのがセラミドです。
レンガを積み上げるだけでは、押したら崩れてしまいます。
しかし、モルタルで固めることで、初めてバリアとして機能します。
また、擦りすぎによってレンガ自体が減ってしまうと、さらにバリアは弱くなります。
モルタルの機能が破綻すると、外部の刺激物が入り放題になってしまいます。
守る治療で、肌を立て直す
バリアをきちんと回復させると、炎症はほっておいても起きにくくなります。
また、赤みが出にくくなり、かゆみやヒリヒリも感じにくくなります。
これが、山口院長の言う「普通の健全な皮膚の状態」です。
そのため、当院では「守る治療」を重視したRスキンというスキンケアラインも展開しています。
攻める治療が流行する中で、守ることの大切さを伝えたい——その想いが背景にあります。
肌の土台を整える生活習慣

バリア機能の回復には、スキンケアだけでは限界があります。
日常生活全体を見直すことが、根本的な改善につながります。
睡眠と腸内環境が肌に与える影響

山口院長が特に強調するのが、睡眠と腸内環境です。
肌には「皮膚腸脳相関」という考え方があります。
便秘がひどい方や、常にお腹の調子が悪い方は、皮膚にも慢性炎症が起きやすいと院長は指摘します。
逆に、腸の状態が良い人ほど、肌が綺麗な傾向があるといいます。
その理由は、腸内の善玉菌にあります。
善玉菌は適切な食物繊維を分解するとき、抗炎症物質を産生します。
山口院長は、これを「税金のように体に返してくれる」と表現しています。
その抗炎症物質が全身を巡ることで、炎症が全体的に落ち着くのです。
運動・紫外線対策・ビタミンDのバランス

運動にも、抗炎症効果があります。
筋肉を使うと、筋肉痛につながるような炎症反応が一時的に起きます。
しかし、その炎症を鎮める過程で、抗炎症物質が産生されます。
そのため、運動習慣があり腸内環境も良い人は、肌の状態が良いことが多いといいます。
一方で、注意が必要なのが紫外線です。
山口院長によると、エイジングの80%の原因は光老化という説があります。
だからこそ、紫外線対策はしっかり行う必要があります。
ただし、紫外線を遮断するとビタミンDの活性が落ちます。
ビタミンDが不足すると、細胞の回復が遅れてしまいます。
そのため、当院ではビタミンDのサプリメントも取り入れることをすすめています。
紫外線を避けながら、サプリで補う——このバランスが重要です。
バリアが整ってから「攻め」の治療へ

ピーリング・レーザー・レチノールは、適切なタイミングで行えば効果が期待できます。
しかし、ベースが整っていない状態で無理に行うと、より悪化する可能性があります。
山口院長は「まずバリアをきちんと高めてから、治療に進んでください」と伝えています。
順序を守ることが、美肌への近道になります。
また、ちゃんとした土台があれば、攻め系の治療の効果も活きてくると院長は述べています。
(個人差があります)
よくある質問

Q1. スキンケアをがんばるほど肌が荒れるのはなぜですか?
炎症が落ち着かないうちに、次の刺激を与えているからです。肌の細胞は日いちの単位でゆっくり回復します。そのため、炎症が治まる前にケアを続けると、慢性炎症が起きて肌荒れが悪化します。
Q2. ビニール肌とはどのような状態ですか?
肌が薄くなり、常にヒリついたり赤みが消えなかったりする状態です。レーザーやレチノールなどの攻め系治療をやりすぎた結果、慢性炎症が続いている状態です。
Q3. 慢性炎症から回復するには、どのくらいかかりますか?
肌の細胞は日いち単位で動いているため、週をまたいで月をまたいでやっと落ち着くペースです。まず過剰なスキンケアをやめ、炎症が起きにくい状態を作ることから始めることが大切です。
Q4. 腸内環境と肌が関係しているのはなぜですか?
腸内の善玉菌が食物繊維を分解するとき、抗炎症物質を産生します。その物質が全身を巡ることで、皮膚の慢性炎症が落ち着きやすくなります。これが「皮膚腸脳相関」のメカニズムです。
Q5. レーザーやピーリングは、いつから受けてよいですか?
まずバリア機能をしっかり回復させてから、というのが山口院長の考え方です。ベースが整っていない状態で攻め系の治療を行うと、より悪化する可能性があります。ご自身の肌状態を確認しながら、段階的に進めることをおすすめします。(個人差があります)
リゾナスフェイスクリニック東京について

リゾナスフェイスクリニック東京は、外見だけでなく心の豊かさにも寄り添うビューティー・ウェルネス・クリニックです。
患者様一人ひとりが「自分らしく美しく、前向きに生きられること」を大切にしています。
また、美しさと豊かさの両方が共鳴するような医療を目指しています。
- 医学的根拠に基づいた安心の治療
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それは、自信や前向きな気持ちを取り戻すためのサポート手段です。
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