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涙袋は韓国語で「애교살(エギョサル)愛嬌肉」と呼ばれ、心理学的に目を約10%大きく見せる効果があります。加齢とともに失われる涙袋を整えることで、若返り効果も期待できます。形成方法はヒアルロン酸と脂肪注入の2種類があり、それぞれ特徴と注意点が異なります。チンダル現象や弛みリスク、実際の症例も含めて、松浦副院長が詳しく解説します。
【監修】 松浦 顕 副院長(リゾナスフェイスクリニック東京)
【執筆】 美容医療専門ライター izu
本記事は、YouTube動画の内容をもとに内容の正確性を保ちつつ編集・構成し、医師の監修のもと公開しています。
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涙袋とは?「애교살(エギョサル)愛嬌肉」の正体
欧米とアジアで異なるイメージ

涙袋は、英語に直訳できる一般的な呼び名がありません。欧米では「Eyebags (アイバックス)」に近いカテゴリで語られます。そのため、クマのようなネガティブなイメージで捉えられることが多いです。
一方、韓国語では「애교살(エギョサル)」という言葉があります。直訳すると「愛嬌肉」。つまり、涙袋があると愛嬌がある・かわいいという意味です。アジア圏全体でも、涙袋はポジティブに捉えられる傾向があります。メイクで描く方も多く、美容への関心が高まっています。
目を10%大きく見せる科学的根拠

涙袋には、美容以外の研究による裏付けもあります。松浦副院長によると、人は無意識に「涙袋の影までを目と認識する」とされています。この特性が、目の大きさの印象に影響します。
心理学の研究では、涙袋があるパターンとないパターンを比較した実験が行われました。結果として、涙袋があると目が約10%大きく感じられることが示されています。なぜなら、10%というのは、視覚的にも分かる差です。そのため、涙袋は目の印象を変えるための有効なアプローチとして注目されています。個人差があります。
また、涙袋があると中顔面が短く見える効果も感じられると松浦副院長は説明します。目元全体のバランスが変わるため、小顔効果への影響も考えられます。
涙袋と若返りの深い関係
加齢で失われる涙袋の高さ・厚み

涙袋は加齢とともに変化します。加齢に伴い眼輪筋が萎縮し、弛みが生じることで、涙袋の高さや厚みが徐々に失われていきます。
実際の研究でも、50代以降は涙袋の高さや厚みが減少すると報告されています。涙袋の中身は眼窩前の組織・繊維性の組織・筋肉です。そのため、これらが痩せていくと涙袋がなくなるのは自然なことです。
涙袋を整えることで得られる効果

逆説的に、涙袋の高さを適切に回復させることで若返り効果が期待できます。松浦副院長は、目元の施術をする際に涙袋もひとつのトピックとして取り上げています。目を大きく見せる効果に加えて、若く見せる効果も目指せます。※個人差があります。
そのため、当院では目元の総合的な施術をご検討の際に、涙袋のケアも合わせて提案することがあります。
涙袋ヒアルロン酸の特徴とデザイン
不自然になる理由:チンダル現象とは?

涙袋ヒアルロン酸は、手軽にできる施術として普及しています。しかし、不自然な仕上がりになるケースも多く見られます。その原因として、松浦副院長はヒアルロン酸の「透明さ」を挙げます。
ヒアルロン酸は透明な素材です。一方で、体内に透明な物質の塊が存在する状態は不自然です。そのため、ヒアルロン酸をまとめてドンと入れると、透け感が出てしまいます。これが「ぷくっとした不自然な見た目」につながります。さらに進むとチンダル現象と呼ばれる状態になり、クマっぽく見える原因にもなります。

また、ヒアルロン酸は時間とともに吸収されます。吸収される際、ボリュームが減りながらも横に広がる傾向があります。そのため、繰り返し注入すると広がったところに重ねることになります。結果として、クマっぽい涙袋に仕上がりやすいというデメリットがあります。
量のさじ加減が仕上がりを左右する

松浦副院長によると、涙袋ヒアルロン酸の注入量は少量が基本です。少ない場合は片側0.02cc程度から始まります。しっかり作る場合でも、片側0.15〜0.2ccが目安とのことです。
しかし、SNSなどを見ると、片側に1cc(0.1ccの10倍)入れているケースも存在するようです。松浦副院長は、そのような過剰注入によって不自然な仕上がりになることを指摘しています。量の設定は仕上がりと安全性に直結するため、医師との丁寧な相談が重要です。
デザインの選択肢:平行型とタレ目効果
涙袋ヒアルロン酸にはデザインの選択肢があります。目頭からしっかり入れる平行型は、正面からのボリューム感を重視します。一方、目尻側のボリュームを意識して作ることで、タレ目効果を出すこともできます。
つまり、「タレ目の手術をしなくてもヒアルロン酸の涙袋でタレ目っぽく見せる」ことが可能です。どのようなデザインにするかは、仕上がりのイメージを医師と共有することが大切です。※個人差があります。
涙袋ヒアルロン酸には、以下のようなリスクや副作用が生じる可能性があります。
・疼痛・赤み・腫れ・内出血(術後一定期間続く場合があります)
・違和感・左右差・不自然さ・段差感・ボコつき
・しこり・硬さ・アレルギー反応・感染
・効果不足・過矯正・チンダル現象
・まれに血管塞栓による皮膚壊死や失明などの重篤な合併症
費用:Volbella(1本)通常料金 105,000円
詳細はカウンセリング時に医師よりご説明いたします。
脂肪で作る涙袋形成
脂肪注入のメリット:自然な馴染みと持続性

涙袋を脂肪で形成する方法もあります。松浦副院長は、脂肪注入の最大のメリットとして「色の自然さ」を挙げます。脂肪は黄色です。皮膚の下の組織の多くは黄みを帯びているため、脂肪は体内に自然に馴染みます。
また、ヒアルロン酸は人工物です。そのため、1年〜1年半程度で吸収されメンテナンスが必要になります。一方、脂肪は自分の組織として定着します。血管が入り込み、その部位で生き続けるため「脂肪移植」とも呼ばれます。定着した脂肪はヒアルロン酸のように広がりながら吸収されることがないため、長期的な安定が期待できます。
脂肪注入のデメリット:ドナー部位と定着率の問題
一方、脂肪注入にはデメリットもあります。まず、脂肪を採取するドナー部位が必要です。太ももやお腹などから脂肪吸引を行い、処理した脂肪を注入します。そのため、採取部位にも傷やダウンタイムが生じます。
また、定着率の問題もあります。採取した脂肪細胞が100%生着するわけではありません。免疫細胞が一部を除去することもあります。そのため、仕上がりを見越して多めに入れる必要があります。これがヒアルロン酸より腫れが出やすい理由です。さらに、定着率の個人差により左右差が生じやすい点もデメリットとして挙げられます。
弛みリスクについて:若返り効果との関係

脂肪注入で涙袋を作ると弛むのでは?
という疑問を持つ方もいます。松浦副院長は、この点について次のように説明します。
脂肪細胞には、脂肪細胞由来の幹細胞も含まれています。これらには若返り効果・タイトニング効果があります。そのため、多少皮膚を伸ばす力がかかっても、若返り効果が加わることで差し引きされます。
松浦副院長によると、適切な量を入れた場合には「入れたせいで弛みが極端に増した」という状態にはなりにくいとのことです。ただし、これはあくまで適量を守った場合の話です。個人差もあります。また、ヒアルロン酸でも過剰注入を繰り返すことで弛みや広がりが生じるケースがあることも指摘されています。
涙袋への脂肪注入・ナノファットには、以下のようなリスクや副作用が生じる可能性があります。
・疼痛・出血・感染・血腫・腫脹・内出血
・違和感・左右差・段差感・ボコつき
・しこり・石灰化・脂肪壊死・吸収
・知覚鈍麻・脂肪塞栓・採取部位合併症
費用:脂肪採取作成 通常料金 263,000円/ナノファット作成 通常料金 189,000円/脂肪注入|目の下 通常料金 126,000円
詳細はカウンセリング時に医師よりご説明いたします。
症例から見る涙袋形成の実例
裏ハムラと脂肪注入の組み合わせ症例

松浦副院長が紹介する症例では、裏ハムラと同時に脂肪で涙袋を形成したケースがあります。しっかりとした涙袋を希望する患者様で、目の下の青クマも強い状態でした。
この症例では、目の下の凹みへのアプローチを組み合わせることで、より自然な仕上がりを目指しました。術後4ヶ月後もしっかりと涙袋が残っており、良好な経過が確認されています。※個人差があります。
裏ハムラには、以下のようなリスクや副作用が生じる可能性があります。
・疼痛・出血・後出血・感染・血腫
・左右差・違和感・膨らみ残存
・小ジワの増加・下眼瞼外反
・再手術が必要となる場合があること
費用:通常料金 441,000円
詳細はカウンセリング時に医師よりご説明いたします。
傷がある部位への脂肪注入の工夫

別の症例では、他医院にてハムラ法を受けてから約半年が経過した患者様が来院されました。涙袋の上に皮膚の傷が残っており、通常より膨らみにくい難しい状態です。
そのような状態でも、工夫を加えながら脂肪注入を行いました。術後1ヶ月の時点でしっかりと涙袋が残っており、「1ヶ月でこれだけ残っていれば、ここから極端に減ることはほとんどない」と松浦副院長は説明します。斜めから見たバランスも良く、中顔面の短縮効果も感じられる仕上がりです。※個人差があります。
ナノファットで笑い時のへこみにも対応
涙袋だけでなく、笑った時にへこむゾーンが気になる方もいます。松浦副院長によると、そのようなケースにはナノファットを活用することがあります。涙袋形成と組み合わせることで、より調和のとれた目元の仕上がりを目指せます。※個人差があります。
涙袋への脂肪注入・ナノファットには、以下のようなリスクや副作用が生じる可能性があります。
・疼痛・出血・感染・血腫・腫脹・内出血
・違和感・左右差・段差感・ボコつき
・しこり・石灰化・脂肪壊死・吸収
・知覚鈍麻・脂肪塞栓・採取部位合併症
費用:脂肪採取作成 通常料金 263,000円/ナノファット作成 通常料金 189,000円/脂肪注入|目の下 通常料金 126,000円
詳細はカウンセリング時に医師よりご説明いたします。
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涙袋|よくある質問

Q1. 涙袋はなぜ若返りに関係するのですか?
涙袋の中身は眼窩前の組織・繊維性の組織・筋肉です。加齢に伴いこれらが萎縮・弛んでいくため、涙袋の高さや厚みが失われます。50代以降はこの変化が顕著になるという研究報告もあります。逆に、涙袋の高さを適切に回復させることで、目元が若々しく見える効果が期待できます。個人差があります。
Q2. ヒアルロン酸の涙袋が不自然に見える原因は?
ヒアルロン酸は透明な素材です。体内に透明な塊が存在すると、透け感が出て不自然に見えることがあります。また、吸収される際に横に広がる性質があるため、繰り返し注入するとクマっぽい見た目になる場合があります。これがチンダル現象につながることもあります。少量で丁寧に仕上げることが重要です。
Q3. ヒアルロン酸と脂肪注入、どちらが長持ちしますか?
ヒアルロン酸は人工物であり、1年〜1年半程度で吸収されます。そのため定期的なメンテナンスが必要です。一方、脂肪は自分の組織として定着します。定着した脂肪は広がりながら吸収されるということがないため、持続性の面では脂肪注入が優れています。ただし、定着率には個人差があります。
Q4. 脂肪注入で涙袋を作ると弛みますか?
適切な量を入れた場合には、弛みが大きな問題になりにくいとされています。脂肪細胞には幹細胞も含まれており、若返り効果・タイトニング効果があります。皮膚を伸ばす力と若返り効果が差し引きされることで、入れたことで弛みが増したという状態にはなりにくい場合が多いです。ただし、過剰な量を入れた場合はリスクがあります。個人差があります。
Q5. 脂肪注入のダウンタイムはヒアルロン酸より長いですか?
はい、脂肪注入はヒアルロン酸より腫れが出やすい傾向があります。定着率を見越して多めに入れるため、術後の腫れが大きくなります。また、脂肪を採取したドナー部位(太ももやお腹など)にもダウンタイムが生じます。具体的な期間は個人差がありますので、カウンセリングにてご確認ください。
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